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クロアチア旅行11:写真と記憶

昨日の続きです。
夕暮れどきのスプリットで過ごした時間が、先に挙げた三条件に当てはまるかどうか。

時間のゆとりはたしかにありました。ホテルにチェックインした後、博物館に行ってから予約したレストランに、というつもりでしたが、残念ながら行ってみたところ博物館はこの日は既に閉館していたので、突然ぽっかり時間ができました。
でも、このときの天気は日中ほどは暑くなく、日本と違って湿度が低かったような気がするなあ、以外肌感覚はあまり残っていません。
美味しいものを食べたのは、完全に日が暮れてからです。

...それなのに、なぜスプリットでのひとときは心に刻まれているのでしょうか。

印象深い時間となるか、わたしの中にはもうひとつ基準がありました。それは、④納得のいく写真が撮れた...です。あ、今いい写真が撮れたかも。そう思ったときは、そのときの状況を鮮明に思い出すことができます。


一枚目は、仲良し兄弟たち。髪はかたや茶色のストレート、かたや金のくりくりと、大分違いますが、口元がそっくりだと思いません?遺跡の中で遊んでいる姿が、あまりにも可愛かったので声をかけてしまいました。
「ねえねえ君たち、写真撮らせてくれない?」
「xxxxxxxx Deutsche xxxxxxx!」およよ、ドイツ人みたい。でもわたしドイツ語は喋れないし...。
「ご、ごめん。わたしドイツ語できない」
「xxxxxxxxxxxxx! Papa! xxxxxxxxxxx」なんだかパパに助けを求めたみたい。
「どうかされましたか?」パパの声。よかったー、英語だ。
「あのー、ご子息の写真を撮らせていただけませんでしょうか?」
「Ok,ok」
「ありがとうございます!」

ということで撮らせてもらった写真です。撮ったあとに本人たちに見せると、照れたように笑い、パパの元に走って行きました。
「Danke schon!」と、一応お礼はドイツ語で。
「チュース!」ばいばーいと、ドイツ語で元気な声が返ってきました。




二枚目は、女性と海。じっと海を見つめる女性がいたので、月と帆船をバックに後ろからそーっと撮りました。夕暮れどきのいわゆるマジックアワーって本当に空がきれいですよね。見方によっては寂しいかもしれませんが、わたしはこういった雰囲気がすごく気になります。シルエットだけで顔が見えないとか後ろ姿だけだと、どんな表情をしているんだろう、そこにはどんなドラマがあるんだろう、とかえって想像力が掻き立てられるように思うので。
この女性、待ち合わせの合間に海を見ているのか、帆船に誰かが乗っているのか。観光客か、地元の方か。待ち合わせだとしたら、誰を待っているのか。...いくらでも思いつきます。




三枚目は、遺跡内に住むネコ。ブログ名が「旅、ときどきネコ」のわりには旅先であまりネコに出会っていないわたしです。そのため、スプリットでネコを見かけたときはうぉぉぉーっとめっちゃテンションが上がってしまいました。横にたたずむKちゃんそっちのけで、完全にネコに集中。ネコの目線にあわせてそーっとかがんだり、ゆっくーりと近づいてみたり、逃げられて悔しがったり。端からみたらかなり怪しい人だったかもしれません。...Kちゃんは何も言わなかったものの、恥ずかしい奴め、他人のふりをしたいなあと内心思っていたのかも。でも、ネコ+遺跡って心躍る組み合わせだと思いません?うちのニュンカさんと同じ柄だというのもポイントが高いところです。フラッシュが使えず、暗くてなかなかピントが合わない中、苦労して撮りました。

心に残る旅の時間は、人によって異なるのか。それとも、わたし以外の人も同じような条件を求めるのか。今度、一緒に旅行したKちゃんにどんな瞬間が心に残ったか、ふと思い出すことがあるか、聞いてみようと思います。

# by monisha | 2011-10-11 23:00 | 海外旅行 | Trackback | Comments(2)

クロアチア旅行10:旅の記憶

後から旅行のことを振り返ると、ふと思い出すのは、必ずしも有名な観光地を歩いているときのことではなく、何でもない瞬間だったりします。

カンボジア旅行を振り返ると、クーラーの利いたカフェで窓際の席に座りながら、突然のスコールをぼーっと眺めていたときのこと。午前と午後の観光の合間に、ホテルのレストランでナシゴレンを食べながら、天井のファンから来る風を浴びていたときのこと。
ケルンのクリスマス市に行ったときは、寒い寒い雪の日に、手袋をしても尚かじかんだ指先を、熱々のアップルタイザーで暖めながら飲んだときのこと。
ロンドンで、光のさんさんと差し込むぽかぽかしたティールームで豪華アフタヌーンティーで満腹になりながら、ポメラを打っていたときのこと。

こうして並べると、わたしの中で印象に残る旅の時間は
①時間のゆとり+②皮膚感覚+③美味しいもの
なのかなあと思います。

では、今回のクロアチアを振り返ると思い出す瞬間は?
一年後に同じ質問を聞かれたら答えはまた違うものになるのかもしれませんが、今のところは
A.夕暮れ時のスプリットを歩き回ったとき
B.ザグレブのカフェでコーヒーを飲んだとき
...の二つが思い浮かびます。


Bのザグレブのカフェでの時間は、正しく上記の法則通り。ザグレブでは特に行きたいスポットというのもあまりなかったので、ガイドブックに載っているような場所に一通り行った後でも、かなり時間の余裕がありました。そのため、何に追われるでもなく、カフェで一時間以上はぼーっとまったり過ごすことができました。
そして、皮膚感覚。屋内の席を選ぶこともできましたが、わたしたちが敢えて選んだのは、外のオープンスペースのカフェ。灼熱のダルマチア地方とは異なり、九月上旬のザグレブは既に初秋。時折吹く、"肌寒い"の一歩手前の涼しい風を浴びたことを思い出します。
三つ目の条件、"美味しい"。わたしは基本的にはコーヒーは飲めないのですが、何故かザグレブでは飲めるような気がして頼んでみました。...ミルクたっぷりではありますが。すると、香りの芳しいこと、ほろ苦さの美味しいこと。こんなにコーヒーを美味しく感じたのは、ヴェネツィアのホテルの朝食以来です。

このときはお茶をしながら「この瞬間は、後々から思い出すだろうな」という予感がありましたが、本当にその通りになりました。


では、夕暮れどきのスプリットは?
スプリットでのひとときがなぜ印象に残ったかは、続きはまた明日。





これまでの旅の記憶

# by monisha | 2011-10-10 23:00 | 海外旅行 | Trackback | Comments(2)

クロアチア旅行9:ショッピング~雑貨、コスメ

次の二つは、どちらもドブロブニクのものです。


友人の持っていた地球の歩き方、わたしのタビトモ、2008年のFigaro切抜き、今夏のビザ会報誌切抜き、と4種類のガイドをクロアチアに持っていきましたが、その全てに掲載されていた刺繍屋さんBacanではテーブルランナーを買いました。1枚100クーナ程度です。

何種類もある伝統柄の刺繍のうち、一番難しいのは猫の足跡という名前のパターンだそうですが、ネコ好きのわたしでも足跡には見えませんでした...。代わりに選んだのは、クローバーとモミの木。思いっきりクリスマスっぽい色ですが、その方が却って飾る機会があるかと思ったので。一年中いつでもとなると、飾りすぎて飽きるか、そのうちにと思っているうちに存在を忘れてしまいそうです。コースターも可愛いしいいなあとは思ったのですが、1枚50クーナとそんなに安いものではありませんし、コースターは何枚かないと格好がつきにくかもと思ったので。

お店のご主人は、とにかくよくしゃべるおっちゃんでした。日本語と英語ちゃんぽんで話すのですが、妙な言葉ばかり知っているので笑い転げることに。
「ワタシ、マスオさん」「おくさん、オニヨメ」「ここ、おくさんのテイコク。おくさんオオガネモチ。わたし、いっしょうけんめいはたらく、だけどビンボー」でも、美人の奥さまを愛しているそうです。
かと思うと「日本の新しい首相をどう思う?」「前のfinance ministerだった人だけれども、どう評価している?」まじめな質問も聞かれました。

「口コミ、だいじ」だそうで、テーブルかけ二枚で210クーナを195クーナと少し値引きしてくれました。ほかでも刺繍製品を見ましたが、親族の女性ばかり六人の職人さんが作っているという、このお店の手仕事はたしかに丁寧で綺麗でした。中に入ったら何かを買わざるをえない雰囲気が多少あることは否めませんが、良質のものではあると思いますので、ご興味があれば是非。

壁に並ぶのはいかにも古そうな雰囲気のガラス瓶、レジにはコンピューター、その横にのど飴など。観光客用ディスプレイと実超的なものが混ざっています。

こちらもどのガイドブックにも載っているお店、世界で三番目に古い薬局、Ljekarna Mala Bracaのオリジナルコスメです。三番目って微妙な順位やなあと思ってググってみましたが、最古はイタリアのSanta Maria Novellaというのはほぼ間違いないみたいですが、二番目がどこかはよくわかりませんでした。正確な順位はわかりませんが、このマラ・ブラーチャは1317年創業とのこと、古いことには間違いありません。

ここで買ったのは、ハンドクリームとリップバーム。評判がいいのはローズクリームだそうですが、顔に塗るものはトラブルがあったらこわいので。ハンドクリームは爽やかな柑橘系、リップバームはバニラの濃厚な甘い香りがこことよかったです。リップバームの方が小さくて軽いのでお土産向きかも。ハンドクリームはガラス容器なので、重いし割れるのではとヒヤヒヤしました。リップバームはかなり長い間しっとりしていたので、これからの季節に特によさそうです。

# by monisha | 2011-10-08 23:00 | 海外旅行 | Trackback | Comments(4)

心ほぐれるひととき

職場が東京から大阪になり、よかったことは山のようにありますが(通勤とか通勤とか通勤とか...)、その一方で時々恋しくなるものもあります。友達とかそういった当たり前のことを除くと、どういったものがあるのでしょうか。
ひとつは、大好きなパン屋のライ麦パン。ひとつは、神保町の某紅茶専門店のキャンブリックティー。そしてひとつは、お気に入りのサロンです。

東京に住んでいた頃、時々行くサロンは二カ所ありました。顔が疲れている!肌が全体的にくすんでいる!とフェイシャル関係の悩みのときはヨンカ。うちのネコの名前がニュンカのため、よく「...冗談?」とか「ネタでしょ」と間違われますが、YON-KAという綴りのれっきとしたフランスの化粧品会社のサロンです。
もう身体がだるくって...。なんか元気がない...。あー、とにかくしんどい!といういったボディー関係のときに行くのは、ザ・スリーピングレディ。

後者のサロンに、先日東京出張の際に行ってきました。
既に何度も行ったことがありますし、もちろん以前から気に入っているサロンではあったのですが、ザ・スリーピングレディのよさを本当に実感したのは今回が初めてかもしれません。

肩こりがひどいため、時々身体をほぐしてもらわないと頭痛やひどいときには吐き気まで発展してしまうことのあるわたし。整体にも時々行くのですが、香り高いアロマオイルを使ったマッサージが好きなので、サロンにもどうしても行きたくなります。そのため、神戸でもググったりして探してみましたが、いまいちよくわかりません。とりあえず、適当にみつけたところに予約を入れました。
店構えはきれいなことに安心し、リンパマッサージ、オイル付で頼んだのですが...んんっ???という感じでした。途中で力を弱めてもらったものの、施術中もかなり痛く、特にひどかったのが翌日。筋肉痛のようなもみかえしが全身を襲いました。こんなに痛いんやったら、オイルで滑らす意味はあったんやろうか。アロマオイルはリラックスと滑らす、両方の意味があると思ってたのは間違えだったんやろか。考えてしまいました。



そんな経験をしてから行った久々のTSL。もう、他サロンと比べるのも申し訳ないくらいの素晴らしさでした。

まず肝心のマッサージそのもの。
ザ・スリーピングレディで不思議なのは、しっかり力は入れていただいているのに決して痛く感じることはないところです。たしかに、身体のコリを力任せにほぐそうとすると、ほぐす痛みを我慢して却って別のところに力が入ってしまうなど、逆効果なんですよねえ。TSLのボディトリートメントは、バリニーズロングストロークという名だそうですが、その名の通り、一回一回のストロークが長く、一か所だけではなく身体全体の流れをゆっくりと整える感じがします。ホームページに海のうねりを意識との記載がありましたが、なんだか納得です。力強いのに優しい。リズムがあり、波が引くようにひとつのストロークが終わろうとすると、また波が押し寄せて次のストロークが始まる…といった具合です。セラピストお一人の二本の腕だけで行っているとは思えません。うつらうつらしながら受けるトリートメントはもう最高。いつまでも続いてほしいと思ってしまう気持ちよさです。

雰囲気作りですとか細かい気配りもすごく好きです。
たとえば、プライバシーの確保。サロンだと大抵ウェイティングスペース(平たく言えば待合室)があるので、入店してすぐは他の順番待ちのお客さん、もしくは支払中のお客さんと顔をあわせることがしばしです。こちらでは、お店に入るとすぐに担当セラピストの方が出迎えてくれて、そのまますぐ部屋に案内されるので、他の方と顔をあわせることはありません。顔をあわせるのがそんなにいけないことかと言われると難しいところですが、自分だけの貸切スペースのような気持ちは、なんだかとっても贅沢になります。
細かい点ですが、料金前払制も楽です。おかげで、思いっきりリラックスした後には、ハーブティーなどでクールダウン、ゆっくり着替えて後はお店を出るだけです。
部屋に備え付けの基礎化粧品は、以前はアロマセラピーアソシエイツ、先日はアンネマリーボーリンドと、ナチュラル系。ボディとヘアはパンピューリというタイのナチュラルコスメ。以前、ここのジャスミンのボディクリームを買いましたが、うっとりするいい香りでした。自由に使えるものまで品質が高いものだと、すっごく嬉しくなってきます。やっぱり、元コスメマニアだからでしょうか。

今週は出張が多くて、うがぁぁぁーーー!!!というくらいハードスケジュールだったのですが、ザ・スリーピングレディのおかげで何とかのりきれました。途中で一息を入れてなかったら、週の後半に風邪をひくとか体調を崩していたかも。来週もハードな一週間なので、また途中で深呼吸できる時間があるとよいのですが。

ホームページはこちらにありますので、ご興味を持たれた方は是非。あー、また行きたいです。
場所は、渋谷からも表参道からも5-7分くらいです。

左がパンピューリのジャスミンのボディクリーム。右がアロアソのRenewシリーズのローズのボディクリーム。ゼラニウムやサンダルウッドも入っているので、ちょっとスパイシーな香りですが、一旦はまるとくせになります。疲れているほど、香りが心にしみいるような気がします。

# by monisha | 2011-10-07 22:02 | 国内小旅行 | Trackback | Comments(2)

クロアチア旅行8:ショッピング~雑貨

衣類に次いで、女性の喜びそうなものを。

クロアチアでは、どこの町のお土産屋さんに行ってもラベンダーグッズがありました。デザインも基本的には一緒で、異なるのはサシェに書かれている都市名だけ。どこでも売っているものだったら、逆にどこで買えばいいのでしょうか?
わたしたちは、スプリットの青空市場で買いました。ガイドさんがこの屋台のおばあちゃんは毎朝近くの島から通勤していて、自家栽培のラベンダーを使っているから新鮮で特に香りがいいですよ、と教えてくれらので。外袋が一緒だったら、たしかに中身がいい方を選びたいものです。

ラベンダーは誰からも好まれる香りと言いますが、実はわたしは苦手。子供の頃、図書館で借りた本に憧れてポプリを洋服ダンスに入れていたところ、時間が経って香りが弱くなったのか、ポプリに虫が大量発生したという恐怖体験があるので。
ですが、このおばあちゃんのラベンダーは摘んでからあまり長く経っていないせいか、市販のものより清々しい香りで、わたしにとっても良い香りと思えるものでした。ぐしゃぐしゃっと揉むと、さらに香りが強まります。

市場では値引き交渉が可能で、提示価格の10-20%引きや目安だそう。こういった場合、世界中どこでも同じかと思いますが、たくさん買うほどおまけ率も高いみたいです。旅に同行者がいるようでしたら、一緒にまとめ買いがお勧めです。ご参考までに、サシェの定価は20クーナでした。

「わたし4つ、彼女5つ、あわせて9つ買うけど値引きしてくれる?」
「OK、OK!! xxxxxxxxxxxxxxxxx」ドイツ語で何か言われました。
「え、えーと...。OKってことは値引きしてくれるんやろうけど、なんて言われたんやろ??Kちゃん!ノートか何か書くもの持ってへん?」こういうときは筆談が一番確実です。おばちゃんがノートに書いたのは180。だったら全然値引きになってませんが...?
「xxxxxxxxxxxxxxx!」そう言いながら、わたしたちに一つずつサシェをくれました。えーと?......。そうか、わかった!
「180クーナだけど、ひとつずつおまけして合計で11個で180クーナにしてくれるって意味やわ!」筆談するほどでもなかったかも?いえいえ、やっぱり数字は紙に書いた方が確実です。
「どうせなら自分の好きなサシェの方を選びたいし、こっちにしてもいいですか?」一応英語で話しかけているものの、身ぶりの方が伝わっているような気がします。

一旦買物を終えお店を出た後、せっかくだから写真を撮らせてもらおうとお店に戻ったところ、御覧の通りの笑顔。自分からポーズをとってくれました。カメラのモニターの写真を見せると、「まあまあ美人に撮れてるじゃないの!」とばかりに、背中を叩かれ嬉しそうに何か言われました。
スプリットの青空市場はそんなに広くないし、宮殿のすぐ近くにあるのでこのお店もすぐにみつかると思います。ザグレブの市場ものぞきましたが、スプリットの方が全体的に皆さんフレンドリーで明るい雰囲気。こちらでの方が楽しくショッピングできるように思います。

# by monisha | 2011-10-05 23:00 | 海外旅行 | Trackback | Comments(2)

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