旅、ときどきネコ
2014-09-04T00:56:35+09:00
monisha
個人旅行、一人旅大好き。デジタル一眼レフによる旅先の思い出を中心に時々ネコの写真です。09年11月から半年間はドイツ滞在記をupしていました。
Excite Blog
五条坂の夏
http://cestopis.exblog.jp/22545114/
2014-08-16T00:49:00+09:00
2014-09-04T00:56:35+09:00
2014-09-04T00:56:35+09:00
monisha
国内小旅行
「いつも使っている丼、こないだヒビが入っちゃって悲しいけど捨てたし、魚を焼いたときもちょうどいい四角いお皿がないよねえ。うちにあるお茶碗全部小さめだからもっと大きいのもないと不便やんねえ。おみそ汁を入れるお椀もなーんか小さいし」何故か意外と必要な食器がないことに最近気付きました。マグカップは20個近くあるのに。
どうせ買うなら、長く使えそうな愛着の持てる器を沢山の中から選びたい。わたしが学生のときにも、従姉が結婚するときにも、京都の五条坂の陶器市に行ったけど、すごくよかった。暑いしお店が多いしでめっちゃ疲れるけどとても気に入るものがみつかり、そのときに買った普段使いのお皿は今でも愛用しています。京都に久々に行きたいし、じゃあ暑そうだけど行こうか? たしか毎年日程が固定されていたように思うんだけど、今年はちょうど週末にかかってるし!...というわけで、京都に行ってきました。
当日は台風11号が近畿に接近する前日。お天気、大丈夫かなあ。雨天決行やし、まあ開かれるやろ。ランチのお店も予約しちゃったし、今からキャンセルってのもねえ。と、不安はありましたがお昼を食べ終わり、河原町の高島屋で出町ふたばの豆餅や木屋町の近喜でおぼろ豆腐とお揚げを買ったりして、鴨川沿いに五条坂へ下っていくと。
増水した鴨川
......。なんか違う。
あれ?車の通行規制は? もうちょっと東に行ったらテントがあるのかなあ。
もうちょっと歩いてみても、なんか変。テントが少なすぎ。おじさん、急いで片づけているし。イヤーな予感がして、慌てて陶器祭りのホームページを開くと。「9日~10日は中止が決定しました」の文字が。えーっ!!昨日の晩も今朝もそんなこと書いてなかったのに...。
片付けがまだ終わっていなかったお店のおにーさんがお客さんに話しかけているのが聞こえました。「そうなんです、申し訳ないんですけれども事務局から今年はもう中止だって連絡があったんですよー。警察からの指導もあったそうで。ええ、すみませんねえ。来年もまたよろしくお願いします!」あうあう...残念。
まだ片付けきれていない器があったので、そのお店をのぞいてみると。あ、結構好き。わたしにとってはかわいいんだけど、見方というか、ひとによっては「ビミョー」と呼ばれそうな動物柄。他の器はともかく丼はないと不自由するし、とりあえずこの白いアザラシどんぶり、買っちゃう?
「おねーさん、もう最後!どれでも好きな器プレゼントするよー」ただでさえどんぶり二つで1000円と安いのにええんかなあ。まあ持って変えるよりあちらにとってもいいのかなあ。わたしはこのアザラシを選んだから、好きなものを選んでええよ。と言ったら、Tさんが選んだのはビールを入れたら美味しそうな、優しい桃色のタンブラー。あ、たしかにそれいいね。わたしもそれ好きやわ。ではおにーさん、こちらをお願いします。
「はいよ!毎度―」あれれ、おにーさん、二つも包んでくれてるじゃないですか? そんなにもらっていいの?丼を二つ買っただけやのに...。なんだか却って申し訳ない。
「一つだけだったら喧嘩しちゃうでしょ? 二つ持ってって、仲良く使ってください!」...そう言われると。ほな、来年またお伺いしますので。そのときにまたお店を見せてくださいね。
一見普通の白い丼ですが... 中を見ると、この通り。ゴマちゃん?
陶器市が中止になったのはとっっても残念でした。が、お目当てだった丼だけは駆け込みで買えたこと。おにーさん達の感じがすごくよかったこと。琢磨で美味しいランチを食べられたこと。四条河原町の高島屋では、いっつも売り切れになっている出町ふたばの豆餅が買えたこと。近喜ではいつものおぼろ豆腐だけじゃなくてお揚げも買ってみたこと。
...トータルでは、悪くない日だったなあと思いました。台風のせいで涼しかったし。
こちらが出町ふたばの豆餅。大好物です!
お豆腐屋さんの近喜。昔、どっちの料理ショーに出演していました。
来年こそは焼き魚をのせるシックな角皿と大きな手用のお茶碗を買いたいところですが、それまではアザラシ丼でうどんを食べたり、桃色タンブラーでビールを飲みながら「ようあんな大型台風の日に京都まで行ったよねえ」「駆け込みで間に合ったなあ」と今回買ったものを愛用したいと思います。
京都・五条坂 陶器まつり
2015年は8月7日(金)から10日(月)
午前9時~午後11時まで。(ただし、夜は10時30分ごろに閉じるお店もあり)
京阪電車:清水五条駅下車
阪急電車:四条河原町駅下車、交差点西北バス停より市バス(約15分)
・207系統「五条坂」下車
※筆者注 河原町駅からも歩けます。高瀬川沿いに歩いてから五条大橋を渡ったり、大和大路を下るのも、雰囲気があってよいかも。歩いたら25分程度?
JR:京都駅下車、市バス(約15~20分)
・206系統「五条坂」下車
・205系統/17系統「河原町」下車
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十年越しのお気に入り
http://cestopis.exblog.jp/22545076/
2014-08-14T00:26:00+09:00
2014-09-04T00:40:52+09:00
2014-09-04T00:40:52+09:00
monisha
国内小旅行
「こないだ割っちゃったお気に入りの丼の代わり、探しに行こうよー。 どうせなら数が多いところから選ぶ方が選び甲斐があるから五条坂の陶器市に! 京都までわざわざ行くなら、どうせなら琢磨の料理も一度食べてみーひん?」
兵庫から京都へ。JR京都駅や阪急の河原町までなら自宅最寄駅から二時間もかからないのですが、兵庫県民にとってはなんだか遠く感じてしまう京都。東京に住んでいた頃、二時間かからないとはいえ鎌倉には数えるくらいしか行ったことがなかったのと同じような感覚なのかもしれません。その京都にわざわざ行くとなると、相応の理由などモチベーションが必要となります。
年に一度しかない陶器市に行きたい。わざわざ京都に行くなら、大好きな琢磨にも行きたい。っていうか、一旦頭に浮かんだが最後、琢磨の美味しいご飯が食べたくて仕方ない。...元は陶器市で丼を探すのがメインだったはずですが、気持ちの上では琢磨に行く方がメインになっていました。
琢磨に初めて行ったのはもう十年以上前。当時、琢磨の本店は百万遍にあったのですが、そこから徒歩2-3分のところにわたしの下宿がありました。
「せっかく京都まで来たんやし、学生だからいつもは美味しいもの食べられへんやろうし、懐石でも食べに行こうね。おっ父さんが調べてくれたんだけど、あんたの住んでるとこのすぐ近くに美味しいお店があるんやって」
ということで、両親とわたしの三人で行くことになりました。すると、母とわたしは一目惚れ。(一口惚れ?)
「なに、この出汁の美味しさ!」「煮物の汁までおいしー。全部飲みほしたい...」「どの料理も本当に美味しいね」「さすが京都やねえ」「ほんまやねえ」
ということで、在学中は母が京都に泊まりに来る度に琢磨に行っていました。その頃本店ではコースだけではなくアラカルトもやっていたため、カウンター越しに若い板さんたち(若いといっても当時の自分よりは年上ですが)の出汁巻き卵を作る手際の良さにほれぼれしたり。アツアツの揚げたての天麩羅に舌鼓を打ったり。覚えているのは、南座で歌舞伎を見た帰りに夜遅くにお店に行ったときのこと。「もう遅い時間だから」と言って、天麩羅にサービスで海老を増やしてくれたりしました。
それから月日は流れ、わたしは大学を卒業して京都を離れました。琢磨も本店を左京区から白川へ移したり、さらにその後に祇園へ移したり。
「奥さんも娘さんも、お酒をあんまり飲まへんから食事をするペースが速すぎや。もうちょっとゆっくりお願いしますわ」そうカウンター越しにおっしゃっていた威勢のいい大将は亡くなられたことを新聞で知り、驚き悲しく思ったりしました。
でも。『京都で美味しいお店=琢磨』という図式はわたしの頭に刻み込まれ、「猫島さんって大学は京都でしょ? どこかいいお店知らない?」と聞かれる度に「琢磨がおススメです!」と答えたものでした。
前置きがとても長くなりましたが、つい先日その琢磨に行ってきました。ランチは3000円と5000円のコースがありますが、5000円の方。3000円は年間を通じてあまりメニューが変わらないそうですが、5000円は季節のものを取り入れたコースだそう。せっかく行くなら、季節感あふれる料理を食べたいところです。
まずは八寸。美味しいのですが...いかにもたった今冷蔵庫から取り出しました、という体でちょっと冷えすぎ。冷たすぎると、味が少々わかりづらく感じてしまうのですが。日本料理は繊細な味付けが多いだけに、尚更。期待値が高かっただけに、ちょっとがっかりしてしまいました。色合いはきれいなんですけれども。
次は、琢磨定番の泡醤油で食べるお刺身。泡になっている分、醤油の味が屋割らなくなります。こちらも...美味しいことは美味しいんですが、ちょっと冷えすぎ。あと、マグロの味がちょっと薄かったような。あれ? 前食べたときはもっと美味しかったのに、どうしたの?
椀もの。あ、これは本当に美味しい! トウモロコシのお豆腐とスダチが夏っぽい。鱧もいかにも京都の夏っぽいですし。
頭から尻尾まで、ぜーんぶ食べられる鮎にタデ酢。「タデ食う虫も好き好き」とはよく言いますが、こんな葉っぱなんですねえ。初めて見ました。しっかり焼いている分、身がふっくらジューシーとはちょっと違うけど、香ばしくて美味しかったです。内蔵の苦みがたまりません。
次はお魚のしゃぶしゃぶ。写真を撮り忘れましたが、たれはポン酢、わさび醤油、塩の三種類。魚三種にレタス、牛肉でした。自分でしゃぶしゃぶするのではなく、板さんが目の前でしてくれます。お刺身にできるくらい鮮度のいい魚ですが、敢えて火を通すそう。魚の皮と身の間に旨みがあるものの、お刺身では皮を剥いでしまうのでどうしてもその部分は食べられない。しゃぶしゃぶにすることで、その旨みも食べられる...ということでした。貝が甘くて特に美味しかったです。
しゃぶしゃぶの出汁でいただく、アサリのお吸い物。そして、冷たい炊き合わせ。炊き合わせの容器は茄子になっていて、食べ終わった後は目の前で板さんが切ってくれました。
酢のもの。湯むきしたプチトマトが甘くてさっぱり。この貝も美味しかったです。
そして、蒸しものは鴨まんじゅう。本来はお豆腐のあんかけだったようです。初めて琢磨で食べてからずーっと、わたしはこの鴨まんじゅうの大ファン。3000円のコースの方で出てくる料理なのですが、予約した際に無理をお願いして変えてもらいました。たっぷりの熱々の、カツオが利いたあんにちょっぴりの山葵。まんじゅう本体は、アラレ、じゃがいもと百合根と里芋などを裏濾してあわせたもの、鴨を甘辛く炊いたたものの三層構造になっています。なーんて、手のこんだ料理なんでしょう。アラレが香ばしくて、百合根の香りがするピューレ的な部分がほっこりして。出汁のきいたあんのとろーり具合が絶妙で。何度食べても飽きません。
そしてラストは、ノドグロとしょうがのご飯。なんというか、安心する美味しさです。美味しさのあまりに、隣に座っていたおじさんはおかわりをお願いしていました。家でよく炊き込みごはんを作りますが、ミツバもこれくらい小さく切ったら上品なんですねえ。なるほど。...面倒やし、ようせんけど。
最後と思ってたら、デザートがまだありました。カステラ(?)にきなこのプリン、パイナップルのワイン染めにキウイ、グレープフルーツ。かーなり満腹になりました。食べ始めて最初は「ん??」となりましたが、全体的には満足。ランチとはいえ、祇園という立地で5000円という価格はリーズナブルなのではないでしょうか。
...とはいっても、この日に行った本店は8月17日で閉店し、今後はぎおん白川店のみになるそうです。白川店には何年か前に行きましたが、白川沿いにあり長~い一枚板のカウンターテーブルが迫力ある、落ち着いていて素敵な雰囲気のお店です。席数は減るため予約は難しいかと思いますが、味はおそらく変わりませんので、リーズナブルに京料理を楽しみたい方は是非お越しください。
京料理 琢磨
京都市東山区 縄手通四条上る2筋目東入る末吉町78-3
075-525-8187
12:00~13:30
17:00~23:00(L.O.21:00)
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国産花火の光
http://cestopis.exblog.jp/22418720/
2014-08-02T23:10:00+09:00
2014-07-31T00:39:25+09:00
2014-07-31T00:39:25+09:00
monisha
日本再発見
花火が好きです。ぱーっと華やかな迫力満点の打ち上げ花火。庭で情緒豊かに楽しむ手持ち花火。どちらも好きですが、気軽に楽しめるのはやはり手持ち花火の方。そして、手持ち花火の代表格といえばやはり線香花火。
国産の線香花火って今ではほとんどなくなって、中国産がほとんど。しかしながら、国産の花火はその繊細さや美しさなどで、外国さんが決して敵う者ではない。
ニュースで一度耳にしてから、ほほう、それなら思う存分国産線香花火を楽しみたい!何年かそう思ってました。
でも、国産の花火ってどこで買えるんだろう?ダイエーとか関西スーパーで売っている普通のお子様用花火パックの中には入ってなさそうやしなあ。なんとなくぼーっと考えていたある日。ふと思いつきました。
あ!お母さんと一緒に以前マイナーな作品を見るためにいった映画館。場所を探して三宮駅の東側をうろうろと迷っているときに、商店街の中にあった人形屋さん! あそこ、何故か花火も売ってた!!
しかーし。母と映画に行ったのはもう何年も前。下手したら十年以上昔かも。お店の場所はうろ覚えです。「三宮 人形店 花火」でググったらみつかるかなあ。...見事にヒット。福順号というお店だそうです。正直、店名はさっぱり覚えていませんが、地図を見るとたしかにあの辺りを歩いた記憶がおぼろげにあります。そして、ブログの写真にある店頭の様子も見覚えが。99%間違いありません。花火の専門店だったら、国産線香花火もきっと売っていることでしょう。
というわけで、行ってきました。迷わなかったら、JR三宮の東口から5分かかりません。神戸市民には、とてもアクセス良好。
中に入る前、入口の自動ドアの横にも既に花火が山積み。これは期待が持てそう...と中に入ると、もう所狭しと置いてあります。花火、花火、花火。種類が多すぎて、どれを買っていいのかわからないくらい。うーむ、これは困った。嬉しい悩みですが。
「いらっしゃいませー」お店のおにーさん、優しそうです。いろいろと相談にのってもらいました。
「どのくらいの人数ですか? 大人ばかり? それとも小さい方も?」とりあえず、大人ばかり五-六人ほどで。
「なるほどですね。あまり長い間すると、お子さんだと飽きてしまうんですが大人でしたら平気ですね。それでは、●●分楽しまれるとすると、このくらいの量はどうでしょう?」●●分くらいですか? わたしはもっと長い間したいかも。
「もちろんお好み次第ですが、まだまだ暑い時期ですから、あまり長くされてもしんどいかとも思いますし」そういえばそうですね。で、お勧めはどのあたりでしょうか?
「このあたりが国産なんですが、やっぱり質が違いますね。そうだ、これも面白いですよ。以前は花火で青っていうのは出しづらい色で相当高価だったんですが、技術革新によって可能になりまして。ジャパンブルーのイメージで人気があります」へー、たしかに青い花火ってあんまり見たことがないかも。
「こちらなんかも、大人の方に人気です。燃焼時間がすっごく長いんですよ。びっくりしますよ!」
大人向けの花火パック、国産の手持ち花火の詰め合わせ。楽しめました~。
なるほどねー。あ、そうそう。わたし、元々国産線香花火っていうのを買ってみたくてお邪魔したんです。
「それでしたらこちらです」おおっ!これが! ...西と東って?? わたしの中では線香花火といえば、この色鮮やかな和紙なんですが。
「今の若い方はみなさん、そうですね。ただ、元々は西日本の線香花火はこのようにワラの部分が持ち手だったんですよ。西日本出身の年配の方がご覧になると、みなさん懐かしがりますね。本当に線香みたいでしょ? 線香みたいに立てて、楽しむという方法もあるそうです」へー!! うちの両親、父は神戸出身だし母は松山出身。二人とも西日本だなあ。ということは、このスボ手牡丹の方が馴染みがあるのかも。
「みなさん線香花火というと下向きにされていますが、本当は斜め45°がきれいですよ。やけどに注意しながら、是非やってみてください!」斜め45°! やってみたい!!
とかしながら、気が付いたら結構な時間を店内でウロウロしていました。
一万円の花火。ギフトにどうぞ、とのこと。これって、どういう方が買われるんでしょうかと思わず質問してしまったところ、一万円の花火は残念ながらあまり...とのこと。五千円のものは、婚約者のお宅にお邪魔するにあたり、ありきたりな贈り物は持っていきつくしたし...と悩まれた男性が買われていったことがあるそうです。
あのー、店内とっても素敵なので写真を撮ってもいいですか?「どうぞどうぞ! 撮っていただくのは一向に構わないんですが、やはり無言でパシャっとされるよりも一言おっしゃっていただけた方が嬉しいですね」そりゃそうだ、気をつけようっと。...ということで、店内の写真はすべてお店の許諾付きで撮影しました。
店員さんも明るくて接客が楽しく、なーんだかニコニコしながらいい買物ができました。おまけに今はもちろん売っていない、昭和30年代の線香花火をくださったり。
線香花火、四種。一番右から、中国製の廉価普及版。筒井時正さんの「東の線香花火 長手牡丹」。「西の線香花火 スボ手牡丹」。昭和な香りたっぷりの昔の国産花火。
花火当日。両親や兄夫婦と一緒にしましたが、やはり両親にとって馴染み深いのはスボ手牡丹。とても喜んでいました。中国製線香花火と国産を比較してみましたが、やっぱり違いました。中国製は質にバラつきがあるようで、とっとと球が大きくなって一瞬だけものすごく艶やかになるけどすぐに落ちるものもあれば、なかなか大きくならないまま最後まで盛り上がらずに終わるものも。国産は派手ではないけれどもしめやか。そして、外れなくどれも美しい。やっぱりお国柄の違いがあるような気がします。
でも。実は母が一番喜んだのは、おまけに頂いた古~い線香花火。匂いまで最近の花火とは異なり、少々きつい感じだったのですが、「そうそうこの匂い、松前町の夏を思いだすわー」と予想以上に嬉しそうにしていました。こちらも技術力のためか、燃え方にバラつきがあったのですが、これもまた懐かしかったそう。子供のころ、誰が一番長く花火を燃えさせることができるか競争したり、あっという間に持ち手が短くなって熱くなったり、とにかく懐かしかったみたいです。
童心に戻った夜でした。
...といっても、すべて昨年の夏のことですが。すみません、去年は余裕がなくてブログを書く余裕がなかったので、記憶を辿って書いています。今年も福順号さん、花火を販売されているみたいなので神戸近郊の方は是非お立ち寄りを。わたしも行こうと思っています。
福順号
神戸市中央区雲井通5丁目3 サンパル1階
078-221-1992
10時~19時
Youtubeに国産線香花火のメーカー、筒井時正さんのプロモーションビデオがありました。音楽にあってて、めっちゃかっこいいです。和紙を染めるだけでもこんなに手間がかかってるんだ...。
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出張時の楽しみ
http://cestopis.exblog.jp/22418631/
2014-08-01T23:24:00+09:00
2014-07-31T00:04:02+09:00
2014-07-31T00:04:02+09:00
monisha
美味しいもの
東京出張に年に数度行きますが、泊まりのときは九段下にわざわざ泊まることがあります。それは、魚鐡のランチに行きたいから。
初めて魚鐡のランチに行ったのはもう何年前だったか。7-8年くらいは前のことかもしれません。当時、たしか転職したばかり。新しい職場付近の美味しいランチを探しているうちに、食べログで高評価だったこちらに辿り着いたように思います。
ピンク色のシャツがお似合いで、いつもニコニコされているおじいちゃん大将が、毎朝築地に行かれていると昔伺いました。うちが好きなところをあちらもよく知っているんですよ、とのこと。ニコニコと「美味しかった?」と聞かれると、こちらもニコニコしながら「もちろん、今日も美味しかったです!」と答えたくなります。
たまには焼き魚を食べようかな、と思うものの、行列に並んでいるうちにやはりいつものしあわせランチが食べたくなってきます。しあわせランチのメインは、てんこ盛りのお刺身。鮮度抜群です。今日はどんな種類が入っているんだろう、とランチがテーブルに来る前から、来てからもお刺身をつつきながらワクワクします。おみそ汁も出汁がよく効いていて美味。今日もボリューム満点のランチです。でも、生クリームやバタで満腹になったときと違って、お魚やお米で満腹になったときってなぜ苦しくないのか。定食の名前通り、しあわせな気持ちに毎回なります。
あまりにも懐かしくって美味しかったので、レジでお会計の際にお店の方に話しかけてしまいました。「以前この近くで働いていたんですけれども、すごーく美味しいランチが食べたいときはこちらのお見せにお伺いしていました。今日もお刺身が美味しくって、大将もお元気そうで、なんだかとっても嬉しくなりました」
「そうだったんですねー。いつもありがとうございます。今日はご出張ですか? おじいちゃん、今日はちょっと風邪気味ですけれども東京オリンピックまでがんばるって言ってますよ」そう笑っておっしゃっていました。ほっこりした気分になりました。
大好きな魚鐡さん。次の出張のときに立ち寄るのを楽しみにしています。大将のニコニコ顔をまた拝見できるのも楽しみにしています。
魚鐵(うおてつ)
〒102-0073
東京都千代田区九段北1-9-7
JR総武線 飯田橋駅 東口 徒歩10分
地下鉄 飯田橋駅 A5番出口 徒歩10分
地下鉄 九段下駅 7番出口 徒歩2分
03-3261-3438
ランチ 11:30~14:00 (L.O.13:40)
定休日:土曜日・日曜日・祝日
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少し不思議(SF)な話
http://cestopis.exblog.jp/22418427/
2014-07-30T23:01:00+09:00
2014-07-31T00:41:32+09:00
2014-07-30T23:01:17+09:00
monisha
Odds & ends
反対に、わたしには全く霊感がありません。本当に、全く、これっぽっちも。そんなわたしが、伏見稲荷神社に行ったときのお話です。
「今度の週末、どこか行きたい?」「行きたいところ、行きたいところ...。あ、伏見稲荷! 以前京都に住んだことがあったのに、一度も行ったことないんですよねえ。あの鳥居がズラーっと並んでいる姿が一度見てみたい! そういえば伏見稲荷って外国の観光客にも人気だそうですよ。日本人にもあの赤い鳥居の行列はインパクトがあるけど、外国の方も相当驚かれるみたいで。写真にも撮り甲斐がありそうだし、暑いだろうけど行きませんか?」
ということで、ある夏に伏見稲荷に出かけることに。JRの駅を降りたら目の前にすぐ神社ですし、アクセス良好な場所です。
「おー、本当に鳥居だらけ!」「小さい鳥居まで入れたらいくつあるんでしょうねえ?」「狛犬ならぬ狛狐、それぞれ顔が違いますねー。凛々しいのも可愛いのもあるー」と、楽しく写真をバシャバシャ撮りながら歩くわたしに、Tさんも相槌をうったりコメントをしたり、普通に応対していました。が、気づくと妙にしんどそう。
「結構坂きついなあ」「めっちゃ汗かいてきた」「足が重いかも」
あれ? 運動不足? 普段これだけ怠惰な生活をしているわたしが元気なのに、なんでそんなにしんどそうなんだろう。意外に体力ないんやなあ。学生時代スポーツしてたし今でもそこそこって言ってたのになあ。
「せっかくだから山の上まで行きます?引き返す?」「...せやなあ。せっかくやし行こか」と、とりあえず上へ向かって歩いたもののだんだん無言に。あとから振り返るとなーんか変な様子だったのですが、カメラを構えたわたしは被写体以外目に入りません。カシャリ。パシャリ。気にせず、写真を撮り続けました。
で、伏見稲荷からしばらくたったある日。
「いやー、今だから言えるけど、あの日はめっちゃやばかったわ」「あの日ってどの日ですか?」「伏見稲荷の日」えっ? なんのこと?
「なんか途中から足が異常に重くなってきて、体力が吸い取られるみたいな感じがした。○○の辺りが一番やばかったなあ。あそこを通りすぎたら、急にまた身体が軽くなってきたけど」......。そういえば、途中から急に歩くのが早くなってた!
「あんだけやばかったのは佐賀に行ったとき以来かもしれんなあ。何も知らずに行ったんやけど、北波多村ってところが実はその筋では有名な場所らしくて」ちょっとちょっと、Tさん、いわゆる霊感が強いひと? 何か見えるひとなの? 以前からそういうことがよくあるの??
「いや、そんなんないよ。ただちょっと気持ちが悪かったり、変だなと思ったり、近寄りたくないと思うだけ」そういうのを感じるひとを霊感があるひとと世で呼ぶのでは?
「いや、ほんまに霊感って呼ぶほどじゃないって。あれだけやばかったら普通誰でも感じるよ」......。何も感じずに写真を楽しくバシャバシャ撮ってたわたしの立場はどうなんねん!普通ちゃうんか!
「うーん、猫島さんの場合、虫よけスプレーちゃうけど、悪いものが近寄ってこれない何かを発してるんじゃない? だから自分が気づかなくても向こうが避けてくれるから、大丈夫なんだよ。僕の場合、そういうバリアがないから気づくんだよ、きっと。自己防衛本能みたいなもんでさ」うむむ、わかるような、わからないような。
さらに後日。
「......ってことがあってさー。Tさん、見た目がお坊さんっぽいけど中身もそれっぽいよねー。はははー。あ、そのときの写真、見る?」と母と話していました。
「気分が悪くなったのって、ここでしょう」と母はある写真を見て指摘しました。......。たしかに、この写真の前後です。なんで知ってるの?
「このあたりに何かいるわ」ま、マジっすか? 示し合わせたとも思えないのに、霊感がありそうなひとが二人とも同じようなことを言うだなんて...。
その後も、Tさんと神社仏閣に行くと不思議なことがありました。鞍馬寺に行ったときには、肉眼ではなかったのにシャッターを切ると何故か光が差し込んだ写真が撮れたり。
こんな光、肉眼では決して見えなかったんですが...。
「ええっ!? 今のな、何??」そう思ってシャッターを切り直したら光は消えていました。
先日宮島に行ったときはこの鳥居の中に入りたくないような気がすると言われたり。
一緒に写真を撮ったら、一人だけ白っぽい光(オーラ?)に包まれていたり。…顔が写っているため、さすがにブログには掲載できませんが。
霊感ってあるんですか? この世のものならざらぬ、エネルギーとかオーラとか、霊っているんですか? 心霊スポットと呼ばれる場所には何があるの? 自分が何も感じないせいか、信じてよいのか担がれているのか、いまいち解釈に困っています。
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さくさくのワッフル
http://cestopis.exblog.jp/22391671/
2014-07-23T00:27:00+09:00
2014-07-23T01:34:30+09:00
2014-07-23T01:34:30+09:00
monisha
国内小旅行
「商店街の中を通って駅まで行く途中にどこか寄ってもいいけど、ここ入ってみいひん? なーんか、美味しそうな気配が漂ってる。そろそろ休憩したいし」
「せやなあ、商店街の中にいいお店があるとも限らへんしなあ」
ロープウエイの駅の真正面、どう考えても観光客向きのお店のような...という気もしましたが、なーんか美味しそうな外観に惹かれ、入ってみました。
中に入ると、レトロでなかなかいい感じ。迷いましたが、レモンソーダとライムスカッシュ、ワッフルのアイスクリーム添えを注文しました。注文後、すぐにワッフルが届きます。テーブルに来たばかりの湯気をたてたワッフルにナイフを入れると、サクっ。肉厚やしっとりではなく、表面はさっくり中はふわっと。凝りすぎてなく、シンプル。初めて食べるのにどこか懐かしい。自家製ワッフルを洗練させたような...との印象を受けました。一皿に二切れだったのでお皿をもらって分けましたが、尾道ラーメンとから揚げとご飯でお腹いっぱいだったはずの同行者は「これはあっさり入るなー」とバクバクあっという間に食べてしまいました。
バニラアイスはかなりあっさりめ。乳脂肪分がそれほど高くなさそう。これまた、シンプルな味わいです。
ジュースもなかなか。果物を本当に絞って作ったんだなあ、とわかる味です。疲れた体には甘さと冷たさと炭酸のしゅわしゅわが、ことさら美味しく感じます。わたしはレモンソーダの方が甘いように感じたけど、Tさんはライムスカッシュの方を甘く感じたそうで。うーむ、味覚って本当に人それぞれですね。
何も考えずに入ったお店でしたが、あとで調べると各種ガイドブックに載っている有名店だった模様。間違えのないくらいわかりやすい場所にありますし、山で疲れたあとにはこちらで一服休憩はいかがでしょうか。
茶房こもん
〒722-0046
尾道市長江1丁目2-2 ロープウェイ乗り場前
カフェAM 9:00 ~PM 7:00 (ラストオーダーPM18:30)
定休日は毎週火曜日。 祝祭日の場合は営業。3月・8月は無休。
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ネコの尾道
http://cestopis.exblog.jp/22391668/
2014-07-22T23:05:00+09:00
2014-07-23T01:27:24+09:00
2014-07-23T01:27:24+09:00
monisha
国内小旅行
石の階段は涼しいにゃ。
尾道に行って一番したかったのは、ネコの写真を撮ること。尾道といえば、坂とネコでしょう!ネコネコネコネコ......頭はそれだけでいっぱいでした。
尾道駅からバスで三分、長江口からロープウェイで山頂まで登ると、結構な急傾斜です。ロープウェイに同乗してたおっちゃんらは「なんや、15分に一本しかないんかぁ!これだったら自分で登った方が早いんちゃうかぁ?」とか言ってましたが、どう考えてもロープウェイに乗った方が早いと思います...。
ロープウェイに上がるエレベーターの中にもネコの絵が。駅員さんの手作り?
山頂の展望台で瀬戸内海としまなみ海道を見下ろした後は、下山。文学のこみちを通って千光寺方面へ行くと。
「あ、発見」「ええっ?どこどこ!?」
最近、わたしのネコ探知レーダーが弱っているのか、Tさんのレーダーが優れているのか、一緒にいるとTさんの方がネコを先にみつけることが多く、正直時々おもしろくない気分になります。ネコ好きだったら仕方ないと思えるのですが、犬の方が好きだって言ってるひとに負けると悔しいんですよねぇ。
個性的な柄のニャンコさん。
このミケちゃんはなかなかの別嬪さん。
別嬪さんは肉球までかわいい。
茶トラ二匹はじゃれあっていました。本格的なケンカになる前に離れましたが。
よーく見ると、ベンチの下に黒ネコが。
のびのびーと、爆睡中。坂とお寺とネコ! これぞ尾道?
天寧寺を少し下ると、そこからは猫の細道。しかーし。福石猫はたくさんあるものの、本物のネコさんには全く会いません。
「せっかくやから猫の細道に本物にいてほしかったなあ」
いやいや、甘いよTさん。人間の思惑どおりにならへんからこそ、ネコやねん。
レンタカーの返却時間が気になっていたため、急ぎ足で降りたところ山頂駅から元の山麓駅までxx分ほどでした。遭遇したネコは全6匹。尾道基準では、多いのか少ないのか。駆け足でしたが、ネコ好きとしては心満たされるひとときでした。
尾道でまず最初に遭遇した動物は、実はネコではなく犬でした…。山頂の展望台でパチリ。
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夜の厳島神社
http://cestopis.exblog.jp/22363199/
2014-07-16T22:01:00+09:00
2014-07-25T14:25:50+09:00
2014-07-14T21:15:54+09:00
monisha
国内小旅行
一泊二日の広島旅行に行ってきました。JRの提供する「レール&レンタカー」を使い、新幹線で目的地周辺に行き、そこからはレンタカーでまわるという旅行です。わたしは免許を持っているものの、人に説明するときは「一応ですけどねー」「身分証明書以外の目的で使ったことないですけどねー」と必ず言い訳をしてしまうレベル。我ながら、なぜ免許をとれたのか不思議です。六甲アイランドなんて車道が広いし車は少ないし、あそこで教習を受けても実地には役立たないような。そのような運転できないひとが言ってもあまり説得力はありませんが、レール&レンタカー、なかなか便利なシステムです。目的地周辺までは新幹線や特急を使うことで時間とドライバーのエネルギーをセーブできるし、車を使ったら小回りがきくし。旅行好きの父に教えてもらって初めて利用しましたが、お勧めです。
初日は、
新幹線で福山着⇒駅でレンタカー⇒広島でお好み焼き&ネギ焼⇒宮島口に駐車⇒フェリーで宮島⇒宮島の旅館で一泊
二日目は、
徒歩で宮島観光⇒フェリーで宮島口⇒再び車に乗って尾道へ⇒ラーメンと徒歩で尾道観光⇒福山駅にレンタカー返却⇒福山から新幹線で帰宅
...という流れでした。福山から広島まで車での移動時間が意外と長く、観光時間が思っていたより短くなってしまいましたが、全体的満足な旅。直前までバタバタと家のことも仕事も忙しく、自分では旅行の計画をなーんにも手伝わなかったのに、勝手に準備してくれたTさんに感謝です。
旅行に行くと、ほぼ毎回同行者に「今回の旅行で何が一番よかった? 印象に残ったのは?」と質問してしまいます。一致したら「やっぱりそうなんやー」となりますし、違っても「なるほどねー、そうきたか!」「ええっ?意外!なんでなんで?」となっていずれにせよ話がふくらむので、ついつい。
で、今回も聞きました。
「厳島神社の夜景やなー」「わたしも!」...一致です。
宮島に着いたのは、初日の18時過ぎ。最寄り駅の駅員さんが「レール&レンタカー」に慣れていなくてなかなかチケットが発券してもらえなかったこと、予想が甘くて福山から広島までの移動時間に思ったより費やしたこと、広島市内で車の駐車になかなか苦労したことなどが原因です。初日に思いっきり宮島観光をして、翌日には早めに尾道へ移動するつもりだったため、少々がっかりでした。旅館の食事は一番遅くて19時スタートのため、今日はほとんど観光できそうにありません。
「夜には神社がライトアップされてきれいですから、是非食後に散歩に行かれてください」仲居さんがそう教えてくれたのですが、鳥居以外見るものがあるのかなあ、とあまりテンションは上がってきません。でも、温泉にだけ入って寝ちゃうのももったいないし、せっかくだから行ってみようか。軽い気持ちで出発しました。
すると、旅館を出た直後から急にテンションが! 暗い中、あたりを照らす灯りがきれい! 日本的やなあ。荷物が重くなっちゃうけど「あのときあのレンズを何故もっていなかったんだろう…ああ゙」となりたないなあ、と頑張って持ってきたSummilux 25mm F1.4が大活躍です。
そして、神社の方へ向かうと提灯に照らされた回廊が幻想的。暗い中に提灯のオレンジの光と神社の朱色の柱。映画のような光景です。
あいにくこの日の空は曇り気味。夕焼けもかすんでしまってあまり見えませんでした。
「これで、月が出てくれたらいうことないんやけどなあ」「そんな上手いこといかへんって。雨が降ってへんだけまだいい方やん?」
…と言ってたら、出た出た月が。まあるいまあるい、お盆のようなお月さま。
管絃際を翌日に控えていたためか、船がすぐ近くに停泊しています。色鮮やかで華やか~。
月と神社と船。たまらない組み合わせです。
もちろん、ライトアップされた大鳥居も存在感抜群です。
気づいたら、一時間半の散歩になっていました。浴衣だけで歩ける心地よい気温、湿度が低く時々吹く風の爽やかさ。目の前に広がる美しい光景。結構歩いたし、立ちっぱなしだし、脚は重たくなったけど充実した時間でした。予定通り日中たっぷり観光していたら、夕食後には疲れて眠たくなってしあい、散策どころではなかったかも。…そう思うと、災い転じて福となすというか、このスケジュールでラッキーでした。ほぼ満月も見られたし。
旅館の温泉にゆっくりつかり、部屋でほっと一息。メールを確認する必要もなく、ご飯の準備や後片付けも不要。贅沢な時間でした。
どこまでがお祭りのための準備で、どこまでが普段からのライトアップの範疇なのかよくわかりませんが、宮島にお越しの際は是非島内で一泊して、ライトアップ見学へ。お勧めです。
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さらにその後のファーストポジション
http://cestopis.exblog.jp/22353800/
2014-07-12T22:24:00+09:00
2014-07-14T20:57:28+09:00
2014-07-12T03:36:14+09:00
monisha
映画
以前、映画『ファーストポジション』に出演していたダンサーの卵たちが、その後どのような道を歩んでいるのか調べてまとめたことがあります。わたしに限らず、あの映画を見ると誰もが「あの子、その後どうなったんだろう?」と気になるのか、結構な数の方が検索でその記事に辿り着かれるようです。
多くの方が検索の際に子どもたちの名前を入れています。「○○ その後 ファーストポジション」といった具合に。実際にカウントしたわけではありませんが、感覚的統計ですと揺るぎなき一位がミコ。かーなり差は開いていますが、二位はアラン。三位はジョアン。反対に、レベッカ、ミケーラ、ガヤの名前で検索される方はほとんどいません。ミコちゃんはお母さんが日本人のため親しみを覚えた方が多いのか、映画の中でもインパクトがあったためか、どちらかじゃないかなあと勝手に思っています。
前回記事を書いたのは昨年2013年の1月のことでしたが、一年半後の今、さらにあの子たちはどうなっているのか。映画が公開されたときのメディア向けプレスキットがウェブ上にupされているのを見つけたのと、ググると新しい情報が更にありましたので、子どもたちのその後をアップデートしました。
Aran Bell (アラン・ベル)
1998年10月7日生まれ。
2002年頃、4歳のときにワシントン州でバレエを始める。
父の東海岸への転勤に伴い、フィラデルフィアのCentral Pennsylvania Youth Balletに転校。
海軍の医師である父のナポリ近郊の基地への転勤に伴い、イタリアへ引越し。2009年にローマでバレエ学校を主宰するデニス・ガニオ(パリのオペラ座のエトワール、マチュー・ガニオの父。ローラン・プティが芸術監督を務めたマルセイユバレエの元プリンシパル)に出会い、師事を受ける。
ロイヤルバレエやアメリカンバレエシアターの夏季講習にも参加。
ユースアメリカグランプリでは2009年にPre-competitive age divisionでHope Award、2010年(映画で取り上げられた回)もPre-competitive age divisionでHope Award、続く2011年にはJunior age divisionでYouth Grand Prixと毎回優秀な成績を残している。
その他にも、ヨーロッパの多くのコンクールで優勝、ヨーロッパやアメリカの多くの都市でガラ公演に出演など、14歳にして既に輝かしい経歴の持ち主。
2013年の10月には、ABTのソリストCraig Salsteinの主宰する新ユニットIntermezzoに参加し、ニューヨークでの舞台に出演していたようです。
ローザンヌに参加できるのが15歳からということを思うと、もし出場するとしたら最短で2014年1月の42回大会かなあと思っています。が、今年の出場者の中にアランの名前はありませんでした。そして、多くのバレエ学校から奨学金込みの入学許可が届いているようなのに、どこかに入学した形跡が今のところ見つかりません。どこのカンパニーを今後目指すんでしょうか?映画の中でバレエについて語っているときは特に、年齢より大人びた印象を残したアラン。健やかな成長を祈っています。
Dance Spirit Magazine "Aran Bell"
New York Times "For Starters, Unmasking Subtleties in Verdi"
http://intermezzodancecompany.org/home-page/
7/14、naomi様からご指摘を受けて修正しました。
2014年のジャクソン国際バレエコンクールでジュニア部門のファイナリストとなり、ABTのスタジオカンパニー所属になったそうです。
Joan Sebastian Zamora (ジョアン・セバスチャン・ザモーラ)
おそらく1993年生まれ。コロンビアのカリ近郊の山間の村出身。
2008年、2006年にABTを引退したばかりのコロンビア出身のダンサー、ファビオ・フラザールにカリのバレエ学校で出会う。フラザールのおかげで、ニューヨークのABTの夏季集中講座に08年、09年と連続参加。
以降、九ヶ月間フィラデルフィアのThe Rock School for Dance Educationで学ぶ。
2010年のYAGPでSenior age divisionの男性部門でSilver Medalを受賞し、憧れのカルロス・アコスタが所属するロイヤルバレエへの留学を9月から果たす。
2013年にアッパースクールを卒業、8月からはイングリッシュ・ナショナル・バレエへの入団が決定。
ロイヤルではなくイングリッシュナショナルというのは本人にとっては不本意な部分がひょっとしたらあるのかもしれませんが、無事プロとしてバレエ団への所属が決まりました!これで家族への仕送りもできますね。(ダンサーのお給料はあまり高くないだろうけれども、イギリスとコロンビアの物価の差を考えると、きっとできますよね?)ちなみに、RBSでは2010年のローザンヌのファイナリストで、現在はロイヤルバレエのアーティストとなったアクリ瑠嘉くんと同級生だったようです。
ナショナルバレエ入団後も活躍は続いています。今年2014年の5月には、同バレエ団で特に優秀な若手ダンサーによる「Emerging Dancer 2014」コンクールに参加。動画がYoutubeにupされています。残念ながら賞はとれませんでしたが。
今後もますますのご活躍をお祈りしています。
http://www.ballet.org.uk/the-company/dancers/joan-sebastian-zamora/
http://www.ballet.org.uk/whats-on/emergingdancer/
Michaela DePrince (ミケーラ・デ・プリンス)
1995年生まれ。紛争で荒れたシエラレオネの孤児院にいたものの、アメリカに養子に来てそこでバレリーナになろうとしている、という経歴がアメリカンドリーム心をくすぐるのか、米国ではその後のミケーラに関する報道が多いようです。
1998年、3歳の時に両親とも亡くし孤児院へ。お父さんは反乱軍の兵士に殺され、お母さんはラッサ熱で病死(お母さんは餓死との記事もあり)。白斑のために孤児院では辛い目にあったものの、1999年に現在の両親であるチャールズ&イレーン・デプリンス家の養女に。デプリンス家は実子2人、養子9人の大家族。
ファーストポジションが公開された後、アメリカで人気のリアリティーショーDancing With the Starsに2012年に4月に出演したことからも人気が出て、道を歩いていると見知らぬ人から声をかけられるほどに。
映画ではニュージャージーに住んでいたものの、現在はニューヨークのアパートに両親と姉妹四人と同居。2012年8月よりダンスシアターオブハーレムの団員として活躍。2013年7月からはアムステルダムに本拠地を置く、オランダ国立バレエのジュニア部門に籍を移す。
11人も子どもがいるだなんて、デプリンス夫妻もすごいなあと思ったら、大変ドラマチックな人生を歩まれていました。実子(英語だと生物学的子、biological childrenといいますが)は息子2人ですが、その後外国から血友病で苦しむ男の子3人を養子に。病気とはいうものの、血液凝固製剤を持ち歩いてアメリカやカナダのあちこちでキャンプをするアクティブな一家でした。が、悲劇が訪れたのは90年代初頭のこと。非加熱製剤によるHIV感染です。93年に末っ子カビーが亡くなると、その九か月後には15歳のマイケルが。そして、テディーも。でも、その後も恵まれない環境にある子どもたちを救いたいという思いが薄れることはなく、ついには11人の両親となったのでした。HIV感染を描いたCry Bloody Murderを発表してからエレーンさんはノンフィクション作家として活動するようになり、現在はミケーラと二人で2014年秋にランダムハウスから発売予定の回想録を準備中です。
ミケーラに関しては記事が非常に多くあり、アメリカでは関心が高いようです。
公式ホームページもあります。
From Sierra Leone to Dance Theater of Harlem: Michaela DePrince Shines As Ballerina
Teen Michaela DePrince goes from war orphan to star ballerina
Limitless Love: A Mother of Eleven Tells Her Extraordinary Tale
Michaela DePrince – Junior Company, Dutch National Ballet
Rebecca Houseknecht (レベッカ・ハウスネット)
プロのバレエダンサーの道を断念したため、現在ではほとんど報道はありません。今年からTowson Universityの四回生。Twitterのアカウントをもっていますが、彼のことや最近食べた美味しいもの、家族や友達へのバースデーおめでとうツイートなど、ごくごく普通の大学生として楽しい生活を送っているようです。
Gaya Bommer Yemini (ガヤ・ボマー・イェミニ)
前回、何故かガヤのことを書いていませんでした。
映画が公開された時点ではイスラエル在住。お母さんのNadine Bommerさんはモダンダンスの振付家で、ご自身がダンススクールを主宰しています。お父さんのZib Yeminiさんは、十年以上イスラエル軍のエリート部隊に所属していましたが今は退役し、妻のスクールの事務面をサポートしています。...エリート軍人からダンス学校の事務ってすごい人生ですねえ。ドラマだ。
2011年のYAGP(映画にとりあげられたのは2010年)で、お母さん振り付けによるCartoon Girlでモダンダンスカテゴリーで優勝。そのときに得た奨学金で、モナコのプリンセスグレース・クラシックダンス・アカデミーに留学中。上野水香さんも留学された学校ですね。
これ以上の情報はみつからず...コンクールに参加していればググったら引っかかりそうなものなので、今はモナコでの学校生活に専念しているのかもしれません。
http://www.nadine-animato.co.il/academy/24.htm
ミコちゃんは日本語でも英語でも記事があふれかえっていますので、情報が多すぎてまとめるのが大変...。また時間ができたら。
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ご挨拶
http://cestopis.exblog.jp/22353796/
2014-07-11T23:21:00+09:00
2014-07-12T03:24:15+09:00
2014-07-12T03:24:15+09:00
monisha
Odds & ends
クイックサンドという名前のオランダ原産のバラ。実物はもーっと、繊細で綺麗な色です。
リピーターの方はもうほとんどいらっしゃらないような気がしますが、こんにちは、ご無沙汰しております。ブログを一年以上放置してしまいました...。久々すぎて、記事の投稿方法がわからなくなっいたほどです
この12ヶ月間、プライベートでも仕事でも大きな変化があり、大変慌ただしい日々を過ごしておりました。写真を撮る機会も減っていました。でも、ようやくどちらも一段落して心の余裕を若干取り戻しました。
これからは少しずつでも、また写真等upできるようになればと思っています。九月にはギリシャ&トルコへのクルージング旅行が控えていますし!
今後とも、何卒よろしくお願いいたします。
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セピア色のエジンバラ
http://cestopis.exblog.jp/20523385/
2013-07-19T23:26:00+09:00
2013-07-19T23:59:52+09:00
2013-07-19T23:26:57+09:00
monisha
Edinburgh
ロンドンから寝台特急のCaledonian Sleeperに乗り、エジンバラのWaverley駅に降りた瞬間、印象的だったのは古い町並みがプラットホームからもかいま見え、駅の中でも新しいものと古いものが自然にとけこんでいることでした。その印象はホテルに着いてからも更に強まりました。ホテル自体はモダンなインテリアで彩られているものの、目の前には古城、エジンバラ城が。駅同様、新しいものと古いものが違和感なく融合していました。
では、そんなエジンバラに似合う色は? …結論からいうと、アートフィルターのジェントルセピアです。
夜のエジンバラ。なんてことはない風景ですが、セピアだとしっとり。
電話ボックスを主役にして。F1.4で背景がぼけているせいか、後ろにある車がなんだかミニチュアのように見えます。「実は50年前の写真で...」と言ってもなんだか納得しそうじゃないですか?
セピアが似合うっていうことは、白黒のグラデーションだけのラフモノクロームも似合うんちゃうかなあ。そう思って何枚か撮ってみましたが、どうもしっくりきません。ゴツゴツしすぎというか、ディテールが飛びすぎというか。
では、ジェントルセピアは何にでも似合うのか。そうでもありません。パリでこのフィルターを使ったときは、パンチがないというかおとなしすぎる感じがして、なんだかしっくりこないように思いました。
セピアのオペラ座。悪くはないけど...。
これだったら、ラフモノクロームの方がおもしろみがあります。
ところが。エジンバラをセピア色にすると、なんともいえないしっとり感が出て、町の古さや歴史、重みが強調されるように思うのです。じゃあ、古い町だったらとりあえずセピアで撮ればいいかというとそうでもありません。エジンバラの後にやはり古都であるヨークに行ったのですが、不思議なことに、ここにはあまりセピアが似合わないように思いました。元々建物がセピア調というかはちみつ色のためでしょうか、セピアにしてもあまり効果的ではありません。「意図をもってこうした!」というよりは、「なんとなくセピアにしてみました」という写真に見えて仕方ありません。
セピア色のヨーク。わたしにはしっくりきません。
でも、同じエジンバラを撮っても「余計な加工なんかせずに、そのままが一番よい」という方もいるでしょうし、「いやいや、クロスプロセスで現実から乖離した感じが似合うんだ」という方もいるかもしれません。自分の感覚や工夫次第でいくらでもバリエーションができ、写真は本当に奥深いです。年明けからずーっと忙しかったせいか、カメラをきちんと手にしたのは旅行のときが久々でしたが、そのせいか新鮮な気持ちで撮れました。
夜のエジンバラ城を普通にカラーで撮るとこうなります。手前の赤い車がちょっと邪魔かも。
クロスプロセスだとこう。...なーんか、やりすぎ?
わたしはやっぱりセピアが好きです。
E-5とE-PM1を愛用しているため、オリンパスのまわしもののような記事をしょっちゅう書いていますが、やっぱりアートフィルターはよいです。
ホリールード宮殿も3パターンで。最初に普通のカラー。
次に、ドラマチックトーン。
やっぱりジェントルセピアです。]]>
街の色
http://cestopis.exblog.jp/20511798/
2013-07-15T23:24:00+09:00
2013-07-20T01:03:30+09:00
2013-07-16T23:57:37+09:00
monisha
写真
たしかに、ロンドンは赤いバス、赤いポスト、赤い電話ボックス、赤い兵隊さんの上着など町中にある赤のアクセントが印象的ですよね。
去年旅行に持っていったIXY31Sは「色抽出」という機能があるため、わたしもプレミアムモルツもどきを撮って遊んでみました。オリンパスのデジイチのアートフィルター機能は大好きなのですが、この機能がないことだけは不満。ペンタックスのカメラにはあるのに...。後から画像加工して同じような効果を得ることもできるようですが、その場で確認できるのはやっぱり便利。色抽出を使うと、なんとなーく写真がおしゃれっぽく見えるのも嬉しいところです。
ホワイトホール側から見たホースガーズ。衛兵さんのロングブーツ姿はかっこいいけれど、めっちゃ歩きにくそうでした。やっぱり乗馬が主目的なんでしょうね。
衛兵さんの写真をもう一枚。上着が赤いのはLife Guard、写真には乗っていませんが上着が紺色なのはBlues & Royalsです。
日本では今となってはかなり減ってしった、電話ボックスも赤。後ろに小さく写った二階建てバスも赤です。
郵便ポストも赤。
タクシーもユニオンジャック模様。
この色抽出機能、クロアチアのドブロブニクに行ったときも使ってみました。ドブロブニクのテーマカラーは?海の青?それとも屋根のオレンジ?どちらも撮りましたが、いずれもなんだかしっくり来ません。この町の場合、どちらの色もそろっていて、色のコントラストの強い状態こそ、ドブロブニクらしいといえるのかもしれません。
色抽出するとこう。なんか冴えない...。
やっぱりフルカラーでしょう!
去年のゴールデンウィークはロンドンの後にパリに行ったため、そこでも色抽出を試してみました。パリのテーマカラーは?...ロンドンほど象徴的な色がなかなか思い浮かびません。そこで、パリのシンボル的建物について考えてみることにしました。パリといえば、エッフェル塔にオペラ座。オペラ座といえば...金色かなあ。
というわけで、金色で試してみました。
すると。悪くはないけど、すっごくハマっている!というほどでもないような。それよりパリは絵画的になるドラマチックトーンの方が似合うかも。
夕暮れ時に。これは悪くない気がします。
今度はオペラ座の階段で。同じく、IXY31Sで色抽出しました。うーん...。
今度は普通にフルカラーで。悪くないけれども、実物と比べると色の深みが...。コンデジの限界?
アングルは少し変わりますが、E-5で。やっぱり一眼レフは違う!陰影!奥行!
かの有名なシャガールの天井画も色抽出。これだけを見ると、そう悪くない気もしますが...。
カラーバージョンを見ると、色抽出を物足りなく感じてしまいます。
同じカラーバージョンでも、E-5の鮮やかさを見ると先ほどのを物足りなく感じます。カメラの値段や性能の差を考えると当たり前ですが。
そういえば以前、イタリアのボローニャに行ったときにはラフモノクロームでばかり写真を撮りました。すると、街の古さが強調され、何十年も昔の写真のようなイメージに。わたしの場合、このフィルターを使う際は思いっきりプラス補正をかけて、明暗のコントラストをさらに強めるのが好きです。毎回ではないものの、他の街でも同様の手法で試したことがあるように思いますが、ボローニャほどはまった場所はないかもしれません。
劇場。カラーでみると、少しくたびれた感があります。
が、モノクロだと急に味が。枯れ木さえなんだか雰囲気があります。
広場。21世紀とは思えません。
観光スポット、ネプチューンの噴水前にて。観光客の服装や色合いもバラバラだし、カラーだと結構うるさい写真になりそうですが、モノクロだと妙に静かな一枚になります。
なんてことはない街角なのに...。実際には壁が剥がれていたりしてあまりきれいでない場所なのに...。この落ち着きは一体??
毎回意識していたわけではないのですが、どうやら、街によって似合う色、似合うアートフィルターなど異なるようです。
では、今回の旅先はいかに?
写真が多くなってしまったので、続きはまた明日以降に。
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モスクワでも更にショッピング~その2
http://cestopis.exblog.jp/20450076/
2013-07-07T00:23:00+09:00
2013-07-02T22:47:43+09:00
2013-07-02T22:47:43+09:00
monisha
Moscow
マトリョーシカ二種類。左の黒い方が大きい分高そうですが、実は高いのは右の赤い方。黒いのは一番外側を含めて5つ入っていますが、赤は外側を含めて10個入りだから。小さい方から3つ目くらいになると、開けるのも大変なくらいミニサイズです。
わたしはテーブルセッティングが必要なシチュエーションなどありませんが、おうちのインテリアが素敵でホームパーティーをよくなさる、知り合いのおばさまにプレゼントしました。作りは雑ですが、箱に入っているためさしあげるとき助かりました。
金色の入っている方が値段が高めでした。
アップにするとこんな感じ。細部まで細かく塗られています。
ロシア独特の玉ねぎ屋根をデザインしたオーナメント。色の組合せが印象的なのと、細部まできちんと塗られているところが気に入って。似たようなオーナメントを複数の屋台で見かけましたが、値段も塗りの細かさもお店によってかなりバラつきがありました。購入を検討する際は、是非、複数のお店で見比べてからどうぞ。いきなり飛びつくと「ああ…さっきの方が高かったのに雑!」と後悔するかもしれません。
サーカスかアラビアンナイトか、はたまた気球か…といいたくなる派手な色遣い。ナプキンリングもそうでしたが、青と金ってロシアで好まれる組合せなんでしょうか。
こちらは比較的おとなしい色合わせ。でもやっぱり金色がアクセント。
ロシアの国旗も赤白青だけど、フランスもそうだしオランダもそう。なのに、このオーナメントを見てもロシアにしか見えないのが不思議。玉ねぎ頭だから、だけでは説明できない気がします。]]>
モスクワでも更にショッピング~その1
http://cestopis.exblog.jp/20449998/
2013-07-05T22:21:00+09:00
2013-07-02T22:34:28+09:00
2013-07-02T22:34:28+09:00
monisha
Moscow
しかし。
ヴェルニサージュに行ったら、そんな発想どこかに行ってしまいました。ヴェルニサージュは、お土産物のテーマパーク+蚤の市のような場所。ガイドブックではあまり大きく取り上げられていませんが、雑貨好きな方、ショッピング好きな方、マトリョーシカ好きな方などだったら間違いなく楽しめる場所です。わたしがそうなので、ザイフェンの木製品が好きなひとにもきっとツボ。ヴェルニサージュでは現金でしか支払えません。足を運んだ際、現金をあまり持ち合わせていなくて悔しい思いをしたものの、今思うとよかったかもしれません。そうでないと、どれだけ買い物していたか想像するだにおそろしいです…。
これはヴェルニサージで買ったものではなく、ガイドブックに載っていたお土産もの屋さんでみつけたものですが、カップ&ソーサー。サンクトペテルブルク製と書いてありました。白地に藍というのはロイヤルコペンハーゲンが特徴的ですし、他の洋食器ブランドでもよく見かける色ですが、このカップ&ソーサーはデザインがユニーク。口が広く底が小さいカップの形もそうですが、この大胆なニワトリと花。帰国後見せびらかし、なーんかシャガールっぽく見えるんだよねえ、と言うと母も同意していました。このお店にはほかにもたっくさん食器が置いてありました。もうひとつくらい気にいったのがあれば、買って帰ろうかなあと思っていたものの、ピーンときたのはニワトリだけ。気にいるものが少なくて、よかったのか残念だったのか…?
これもヴェルニサージュで買ったものではありません。通りがかりに本屋さんにふらーっと入っていったところ、ネコの置物をみつけついつい買ってしまいました。「…なんか微妙な顔。かわいくないねえ」とも言われてしまいましたが、わたしにはかわいく見えます。寝ているのは、毛布か本?
ここからは、ヴェルニサージュでみつけたもの。目が離れていて、黒々つぶらなのがかわいいなあと買いました。全部同じお店で買ったため、顔が似ています。同じ作家、もしくは工房なんでしょうか。
ストラップは一個30円くらいの安物もありましたが、ちょっと高いものと全然造作の細かさが違いました。お土産用とはいえ、あんまり安物をひとさまに差し上げるのもねえ…とこちらを購入。
ミニマトリョーシカはお盆付きです。思いっきり影が出ているのでなんだか人相が悪く見えますが、実際はとってもラブリーです。モスクワ最終日の晩、それまでにフランス、イギリス、ロシアで買ったものをホテルの部屋で撮影しまくりました。買ったものが多すぎて、このマトリョーシカを撮る頃にはへとへとでかなり手抜きになってきたものです。
同じ顔×6つ。クリスマスツリーにでもぶら下げるんでしょうか。こうして並んでいると、だんだん達磨に見えてきました…。
クリスマス用オーナメント。雪だるまがもう可愛くて可愛くて。ツリーが緑ではなく、赤しかも紫がかかった色というのが変わっていて好きです。ドイツのザイフェンで買ったものと並べると、さすがに違和感があるかなあと思いましたが、どれも木製品のせいか、意外と馴染みます。
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イギリスでもショッピング~王室グッズ
http://cestopis.exblog.jp/20449904/
2013-07-03T00:09:00+09:00
2013-07-02T22:17:14+09:00
2013-07-02T22:17:14+09:00
monisha
London
マークス&スペンサーのショートブレッド缶。女王陛下がコーギー好きなため、このデザインです。人間の60年はコーギーに換算すると420年(!)と缶に書いてあります。ネコは一年間に6歳ずつ年を重ねると言われていますが、コーギーはもっとなんですね。
こちらもマークス&スペンサーで買ったお皿。こちらもコーギーモチーフですが、モザイク風です。ディッシュウォッシャーでも電子レンジでもなんでもOK。安くて丈夫でよいのですが、三枚買うとさすがに重く、ロシアに着いた頃には衝動的に買ってしまったことをつくづく後悔しました。少しだけくぼみがあるのでこぼれづらく、パスタを入れるのに便利です。
こちらも王室グッズ。エジンバラのホリールード宮殿で買いました。
この立派(?)な王冠は…ティーコゼー、つまりティーポットを保温するあれです。相当大きなポットでも余裕で入りそうな巨大サイズ。友達の家に遊びに行き、紅茶がこの状態で出てきたら…かなりのインパクトですね。
一見普通のかわいいポーチは、ファスナーの引き手が王冠になっているのがポイント。王冠じゃなかったら、買ってません。
五線譜に書き込みする際、シャーペンではなく鉛筆を必ず使う母へのお土産にしたこちらの鉛筆。実用性にはまったく関係ありませんが、王冠がかわいいので買ってしまいました。 ]]>
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