旅、ときどきネコ

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個人旅行、一人旅大好き。デジタル一眼レフによる旅先の思い出を中心に時々ネコの写真です。09年11月から半年間はドイツ滞在記をupしていました。

瞳の色は

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E-620/ Vario-Elmar 14-150mm F3.5-5.6

ベルギーに住んでいた子どもの頃、インターナショナルスクールに通っていたので、クラスメートの国籍は様々でした。一番の仲良しだったKristieはアメリカ。いっつも一緒につるんでいたJennyはアイルランド。兄と仲良しだったLarsはデンマーク。Andyはカナダとエジプトのハーフ。算数の成績を競いあっていたBryanはアメリカ人だったけど、お母さんはイタリアの方でした。
インターナショナルスクールなので先生は英語を母国語とする方でしたが、アメリカとイギリスと半々くらいの割合だったかもしれません。一年生のときのMrs. Wayはアメリカ。Mrs. Smithはイギリス、いえスコットランド。Mrs. Sullibanはウェールズ。Mrs. Morrelはベルギーの方と結婚したアメリカ人でした。

当時は、髪の色も目の色もいろいろで当たり前。Jessicaの瞳が澄みきった青なのを綺麗だとは思っていましたが、特に変わったこととは思いませんでした。Jennyの髪は燃えるようなオレンジ、赤毛のアンでいう"にんじん色"でしたがそれも普通のことでした。

ところが大人になった今、オフィスの人たちの髪と目のコントラストを見ていると非常に興味深いです。Annaは太陽の光に透けそうな金髪で、目は金のような薄い緑のような不思議な色です。仕事中は眼鏡をかけているので気づきませんでしたが、一緒に仕事をしているとき、コンピュータを前にして至近距離で目を見るとなんとも表現したがい色。

「すっごくきれいだけど、あなたの目って何色?薄い緑?」思わず聞いてしまいました。突然の不躾な質問に気を悪くするかと口に出してから後悔しましたが、彼女は笑って答えてくれました。
「ええ、薄い緑よ」
「突然に聞いてごめんなさい。アジア人だとみんな目が黒か茶色であまりバリエーションがないから、気になって。緑に見えるけど、光によっては黄色にも見えますよね?」
「時々、黄色の目、変わった色だと言われることもあるわ」
「黄色っていうか...琥珀色?」
「アンバー!黄色よりそっちの方が素敵。いい表現ね」

そう、彼女の目は金にも琥珀にも、透き通ったキャラメル色、べっこうあめの色にも見えました。今アメリカで大人気のトワイライトシリーズという吸血鬼が出てくる小説がありますが、その中で吸血鬼たちの目は飢えていると金、満たされているとキャラメル色と表現されていました。黄色の目なんてそんな人いる?...と思っていましたが、本当にいました。

同じく一緒に仕事をしているIngridはJessicaを彷彿する青い目。空よりも深い色、沖縄の海のような、美しい青です。背が高く声も低い姐御的雰囲気の美人です。

Edwardは黒に近い焦げ茶のカールした髪に、水色のような銀色のような明るい色の目。髪がダークな人は目もダークというイメージがあるので、暗い色の髪と明るい目というのは少し不思議な感じ。名字にvon derと付くので、由緒正しい家の生まれなのかしらと勝手に思っています。フランスではdeが付くと元貴族の家系だそうだし。しかし、ゴッホもベートーベンも苗字にvanが付きますがどちらも貴族ではありません。

今年になってから英語のペーパーバックを読みあさっているのですが、黒っぽい目を「光彩と瞳孔が区別できないほど暗い色」と表現しているのを時々見かけます。日本人、いや黄色人種にとって目は白と黒の二色構造ですが、白色人種にとっては白と色の付いた部分と黒の三色構造なんだなあ、と興味深いです。

まさか「あなたを写真に撮らせてください」とは頼めなかったので、代わりにネコの目をアップしました。しかし、ポートレート好きとしてはオフィス内の素敵な人々を見る度に指がうずく毎日です。

追記:
気になってvanとvonの違いをググってみたところ、日本語のWikipediaに解説がありました。オランダ語におけるvanは単に出身地を示し庶民の名前でもありえるが、ドイツ語におけるvonは王侯貴族や準貴族を指すとのこと。ベートーベンの家系は元々はオランダ出身だったそうです。なるほど。念のため英語のWikipediaも見たところ、ドイツ語のvonはフランスやスペイン、ポルトガルにおけるdeに相当し、nobiliary particleを意味するそうです。1919年にドイツとオーストリアで貴族制度が廃止された際、オーストリアではvonも苗字から削除されたものの、ドイツでは特権は廃されたものの名前にvonは残ったそうです。
では、Edwardはやっぱりどこかのお坊ちゃま?イギリス貴族の場合、先祖代々の栄養状態のよさを反映し貴族の血を引く人たちはイギリス平均より身長が高めと聞いたことがあります。Edwardも背が高い。しかし、ドイツの平均身長自体が高いので参考になりません。真相はどうなんだろう。聞いてみたいけど、そんな立ち入ったこと失礼かもしれないし聞けません...。

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by monisha | 2009-12-12 03:05 | ドイツ生活