2009年 12月 21日
積雪
金曜の晩、雪が降りました。水曜の朝には初雪でしたが、このときは粒が大きくベタっとしたボタ雪。昼前には雪もやんだし、積もる気配はありませんでした。ところが、金曜はサラサラしたパウダースノー。「片栗粉をキュキュと踏みしめる」ような雪です。夕方から深夜にかけて何時間も降り続け、数センチは積もりました。
この日は会社のイベントがありボランティアカメラマンをかっってでたため、一日中写真を撮り続けていまいた。疲れているはずでしたが、窓越しに銀世界が見えると、カメラを手に外に出ずにはいられませんでした。こんな寒い晩に外に出ようとする物好きはタバコを吸いにきた人かわたしくらいしかいません。愛煙家は入口のすぐ近くにたむろしていましたが、わたしはのこのこライン川まで歩きました。
雪の晩というのは明るいものなんだなあというのが最初の感想。雨の日も塗れたアスファルトに街灯の明かりが反射し通常よりも明るくなりますが、雪はそれ以上。雪が明かりを反射し、雪自体が青白く発光しているかのようです。次に思ったのが、雪は音がしないということ。雨粒が地面や建物など何かにぶつかるときは当然音がしますが、雪は無音。外にいるときは目で雪が見えるので当然意識しますが、窓のない室内にいると存在を全く感じません。雪国出身の方には当たり前のことかもしれませんが、わたしには新鮮な発見でした。
無我夢中でシャッターを切っている間は平気だったのですが、気づいたら指先が痛いほど冷たくなっていました。頭や肩、腕などにも雪が積もっています。コートなしでの撮影は無謀でした。
日付が変わってから帰宅しましたが、そのときもまだ雪はやんでいませんでした。12月にこれだけ寒いのも、雪が積もるほど降るのも異常だそうですが、珍しい風景が見えて得した気分です。
by monisha
| 2009-12-21 21:09
| ドイツ生活