旅、ときどきネコ

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個人旅行、一人旅大好き。デジタル一眼レフによる旅先の思い出を中心に時々ネコの写真です。09年11月から半年間はドイツ滞在記をupしていました。

カーニバルがやってくる

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Both pics shot with E-620/ 25mm F2.8 "Pancake"
ケルンの歩行者天国で見かけた看板。道化師がモチーフです。

わたしが住んでいるのはドイツ西部にあるラインラント地方。ラインに沿った地域なので、Rheinlandといいます。
この時期、ラインラントはカーニバル一色に染まります。中心となるのはケルン、デュッセルドルフ、マインツ。わたしが住むのはそのいずれの都市でもありませんが、それでも賑わいは十分感じられます。

何日か前のこと。お祭り好きのWulfrikがわたしとNadiaのオフィスに来ました。
「で、二人とも来週はもちろん参加だよね?」
カーニバルカーニバルとみんなが楽しそうに盛り上がっているのは知っていますが、なんのことかわかりません。
「参加って何に?」
「木曜の午後、みんなでケルンかボンに飲みにいくんだよ。大丈夫、仕事なら心配ないって。Ingridも行くからさ」
Ingridは同じプロジェクトで働いているリーダー。仕事が締切り前の忙しい時期だったように思うけれど、そのIngridが行くなら大丈夫か。
「ならなら行くー。で、ケルンとボンとどう違うんですか?」
「わたしはボンの方がいいわ」とNadia。「ケルンだと混み過ぎていて、一旦飲み始めたらお手洗いに行くのも何十分待ちっていう状況になるし。タクシーで帰ってくるのも大変だしね」
うーん、なるほど。じゃあわたしもボンにしようかなあ。

ということがあったその次の日。WulfrikとGerhardという会社のえらい方の連名でメールが届きました。

もうすぐみなさんお待ちかねの第五の季節―カーニバルがやってきます。
みなさんご存知の通り、去年はケルンで盛り上がりましたよね。今年はどうかって?もちろん、今年も!
まず手始めに1時11分ちょうどから魔法の黄色い液体とベルリナーを楽しんだ後、タクシーでケルンに行きましょう。参加できるかどうかお知らせください。
そうそう、コスチュームもお忘れなく。ビジネスパーソンのコスチュームなんて不可です。
Kölle Alaaf!


ケレアラーフ?ドイツのいろんな挨拶を耳にするようになったけど、これは初めて聞く言葉だなあ。お祭り特有の掛け声で、ケルン万歳!という意味だそうです。魔法の黄色い液体はもちろんビール。ベルリナーは砂糖がかかったジャム入りの揚げ菓子。穴のあいていないドーナツといえばわかりやすいでしょうか。今では年中売っていますが、元々はカーニバル特有の食べ物だそうです。

で、気になるのが衣装。衣装ってどんなの?本当にみんな着るの?Gerhardがどういう方なのかはよくわかりませんが、Wulfrikは普段から冗談が多いのでいまいち本当かどうかわからないなあ。どうなんだろう。

そう思っていた矢先、同僚と何人かでランチに行きました。みんな話すのはカーニバルのことばかりです。ちょうどいい機会だ。
「あのー、気になってたんだけど、コスチュームってみんな本当に着るの?冗談だよね?」
「もっちろん!!」全員が口をそろえて言いました。
え、え、ほ、本当だったの?…この年齢でコスプレかい。きっついなあ。

「去年飲みに行ったとき、バー中で衣装を着ていないのはわたしともう一人くらいだけだったわ」ため息をつくのはAllyです。「そのもう一人に”仕事だったんだろ?僕もだよ。いけてないったらありゃしない”と話したものよ」
「そうなんだ…。でも衣装ってどんなのを着るの?」
「そうだね、Kaufhofに行ったら衣装コーナーがあると思うよ」いつも親切なEstefanは教えてくれます。「一番ありがちなのはカウボーイとかインディアンかな」カウフホフというのはドイツ各地に展開しているデパートチェーンの名前です。
「Ingridったら去年は歯磨き粉の格好だったのよ。身動きがとりにくそうだったけど、すっごく目だってた。忘れられないわ」Katherineが笑いながら教えてくれました。歯磨き粉のコスプレ?想像できるようなできないような。
「あと、職業系もありがちだね」再びEstefan。「警察官とか消防士とか。そうそう、Gerhardは軍人だったっけ。っていっても現代ものじゃなくてナポレオンの時代とかのだけどね」おお、それは見てみたいなあ。
「女性だとスチュワーデスとか、ナースとかもね。でも女性の衣装はセクシー系が多いのよ」Allyが教えてくれます。セクシー系はわたしには絶対ムリ!
「ふ、ふーん。とりあえず歯磨き粉以外は人間の格好なんだー」
「ううん、動物もあり。猫とかうさぎが定番かな」Katherineのコメントです。

とりあえず、わかったこと。
この時期、デパートや量販店では様々なコスチュームが売られる。結構みんなギリギリまで買物しないので、この週末が一番混むだろう。
カーニバルに行くんだったら、むしろ衣装を着ていない方が珍しい。
ラインラント地方の人々は、クローゼットの中に衣装専用行李を持っている。カーニバルが終わると衣装を仕舞い、次の年になると今年はどれを着ようかと悩むらしい。友人と衣装を交換したりも。衣装のリサイクル。

で、わたしはどうしましょう。そこまで言われると、買わないわけには。土曜はハイデルベルクあたりに出かけるつもりだったけど、地元カウフホフでものぞきに行くことにします。

ロングスカートを着てみたいけど、ドイツサイズだとスカートを引きずりそうなのでムリ。セクシー系ミニスカートはもっとムリ!となると、サイズが合いスカートが程よい長さのものの中から選ぶしかなさそうです。あんまり派手なのも似合わないだろうし、かといって地味すぎたら衣装の意味がないような。
わたしでも着られそうなものがみつかるのでしょうか。正直心配です。明日に備えてとっとと寝ます。


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ケルンのカウフホフのウィンドウ。先週末ケルンに行ったとき、そういえば衣装をいろんなお店で見かけました。こんなことになるとわかっていたら、先週見ておいたのになあ。
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by monisha | 2010-02-06 09:28 | Köln