旅、ときどきネコ

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個人旅行、一人旅大好き。デジタル一眼レフによる旅先の思い出を中心に時々ネコの写真です。09年11月から半年間はドイツ滞在記をupしていました。

2012ロンドン旅行3:ロンドン近郊のカントリーハウス

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記事とは関係ありませんが、4月のロンドンはちょうど花盛り。それはもうきれいでした。こちらはセントジェームズパークのチューリップ。

ロンドン滞在中にカントリーハウスに行きたいとは思ったものの、一体どこに行けばいいのか。

まず参考にしたのは『図説 英国貴族の城館 ~カントリー・ハウスのすべて』(田中亮三・文、増田明久・写真)というとっても素敵な本です。定価1800円と高いものの、写真がうっとりする美しさだし、カントリーハウスの歴史を簡潔明確に説明する文も素晴らしい、名著です。カントリーハウスに少しでも興味をお持ちの方には強くお勧めします。この本に紹介されている中では、ロンドンに比較的近い場所にあるのはHatfield House(ハットフィールド・ハウス)、Osterley Park(オスタリー・パーク)、Syon House(サイアン・ハウス)、Woburn Abbey(ウーバン・アビー)の四か所です。が、この本の中では四か所すべてが平等に紹介されているわけではなく、せいぜい写真が1-2枚の館もあります。ググったらどの場所も公式ホームページがありましたが、どう違うのか、どこが特に興味深そうか、いまいちよくわかりません。

そこで、次に向かったのは上記の本で紹介されていたHudson’s Historic Houses & Gardens。わざわざAmazon UKから取り寄せてしまいました。その年に英国で公開されるhistoric properties(歴史的資産とでも訳せばよいのでしょうか?)が網羅的に紹介された百科事典のような分厚い本です。カントリーハウスはもちろん、庭園、ストーンヘンジのような遺跡、大聖堂、歴史上の著名人物の住居など、ありとあらゆる歴史的建造物が掲載されています。扱いの大きさは広告費の違いによるところらしいのですが、きれいな写真が多いため、見ているだけで楽しくなる本です。住所、電話番号、公開時間、入場日といった基本的な情報はもちろん、現在の所有者が載っているのも興味深いところ。ほほう、このお城は今でもxx公爵が所有して居住しているのかと感心する一方、そうか、400年も○○伯爵家に継承され続けたのに今はナショナルトラスト/イングリッシュヘリテージに管理されているのか、と諸行無常を感じることも。

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左がハドソン、右が英国貴族の城館。

この本を見るうちに、ロンドン近郊の場所はまだまだあることがわかりました。名前が可愛らしく、"ウェディングケーキ"の異名を持つStrawberry Hill(ストロベリー・ヒル)。フェルメールがあることでも有名なKenwood House(ケンウッド・ハウス)。2010年に庭園が復活したばかりのChiswick House(チスウィック・ハウス)。ケント、サリー、エセックス、ハートフォードシャー、バークシャーといったロンドン周辺の州にまで広げると、もう数え切れなくなってきます。どこに行けばいいんだろう? ロンドン在住で運転できる、など条件がそろっていたらいっそ週末を費やして全部行きたい!…ということになりますが、残念ながら日数の限られた旅行ではそうもいきません。

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ハドソンの中はこんな感じ。左にストロベリーヒル、右にサイアン・パークが紹介されています。
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ストロベリーヒルはウェディングケーキと呼ばれていることに、とっても納得です。

ああでもない、こうでもないと迷いに迷った挙句、最終的に決めたのはオスタリーパークを最優先して、時間と元気があれば近郊のサイアンパークに行くというコースです。理由は三つ。
館内の写真撮影(当然フラッシュなし)が可。
ロバート・アダムの手によるものである。
ロンドン中心部から一時間弱。地下鉄で最寄駅まで行き、そこから徒歩15分というアクセスのよさ。

わたしにとって一番の魅力だったのは、館内の写真撮影が許されているということ。ハドソンを見ていてもわかりますが、ほとんどの邸宅、特に個人所有のものは写真撮影が禁止されています。展示されている絵画やカーペットといったインテリアの保護、防犯上の理由などいろいろあるとは思うので仕方ないと思う一方、写真好きとしては残念でなりません。ガイドブックは必ず販売されていますが、自分の気になったスポットが掲載されているとは限らないんですよねえ。やっぱり撮影できる場所はないのかなあと諦めかけていた分、オスタリーが撮影可能と知ったときは小躍りしたい気分でした。
でも実は、撮影可と言う情報はナショナルトラストによる公式ページには掲載されていませんでした。それがなぜわかった? …多分わたしの執念によるところが大きいです。どうしても撮影可能な場所に行きたかったわたしは、”カントリーハウス名, indoor photography, allowed”というフレーズをキーワードとして、英語でググりまくりました。その結果、引っかかったのがオスタリー。そして、ハドソンにも”No flash photography inside House”と書かれていたのが決め手です。フラッシュはだめだよ、ということは逆に言えばフラッシュを使わなかったらOKという意味ですよね?念のため、現地でもボランティアガイドさんに真っ先に問い合わせた事項でした。

次のポイントは、オスタリーがロバート・アダムという建築家の手によること。といっても、このときには「ロバート・アダムはジョージア朝~摂政期の18世紀後半から19世紀前半を舞台にした小説にはよく出てくる名前だから、この人の建築したところに行けばその時代の雰囲気が感じられるに違いない!」くらいの認識でした。

三つ目のポイント、アクセス。オスタリーは公共交通機関以外の足を持たない観光客にとっては、とかくありがたい場所。ピカデリー線でヒースロー空港行きに乗って、Osterley駅下車。駅から門までは10分という近さです。…門から本宅までにはそれより遠く10分以上かかりますが。以前京都に住んでいたためか、とかくバスは遅れがちで信用ならないという思い込みが強いわたしにとっては、電車で行けるというのは大きな安心ポイントです。

なかなか肝心の場所にたどり着きませんが、オスタリーのことはまたそのうち。

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バッキンガム宮殿前のチューリップ。赤と黄色というのはよくある色合わせですが、やっぱりきれいです。


下記にご参考までに、ロンドン市内から記事中にあるカントリーハウスへの道を書きました。

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<参考・ロンドン市内から記事中にあるカントリーハウスへの道>

ロンドン市内からそれぞれのカントリーハウスまでの道順や所要時間を調べるには、Google地図内のルート・乗換案内もしくはロンドン交通局のJourney Planner などが便利です。下記はあくまで2012年6月現在の情報ですし、Googleで拾った情報をそのまま貼ったものです。もっと詳しく検索したらアクセスのよい方法もあるかと思いますので、あくまで参考程度にどうぞ。ご自身で各ホームページを確認されることを強くお勧めします。

Hatfield House
ロンドンから一時間弱。Kings Cross駅からHatfield駅までは最速で25分。地下鉄を利用する場合は、ピカデリー線かヴィクトリア線のFinsbury Park駅で鉄道に乗換え。Hatfiled駅からは徒歩5分。
2012は4/7から9/30の12:00-17:00に公開。定休日は月火。

Syon Park
ロンドンから一時間。地下鉄ピカデリー線でHammersmith駅へ。267番のHampton Hill行きのバスに乗換え、Brent Lea停留所で下車。Brent Leaからは約500メートル、徒歩7分。
2012は3/14から10/28の11:00-17:00の水、木、日、祝に公開。定休日は月火金土。

Woburn Abbey 
ロンドンから二時間半。Euston駅からManchester Piccadilly行きの電車でMilton Keynes Central駅へ。South Croydon行きの電車に乗換え、Leighton Buzzrd駅へ。49番のWootton, Potters Crossl行きのバスに乗換え、Milton Bryan停留所で下車。停留所からは約2.4キロ、徒歩30分。…かなり歩きますね。車がないとなかなか厳しい場所なのかもしれません。
2012は3/30から9/30、約一ヶ月休んでから10/27から11/4まで。11:00-17:30に公開。定休日なし。

Strawberry Hill
ロンドンから一時間。Waterloo駅からWaterloo行の電車で(要するに環状線にぐるぐると回る路線です)、Strawberry Hill下車。駅からはホームによりますが、徒歩5-10分。
2012は3/31から10/31、土日の12:00-16:20(最終入場)と月火水の14:00-16:20(最終入場)に公開。定休日は木金。20分ごとにグループでの見学となるので、列を避けるためには予約推奨。

Kenwood House 
ロンドン市内から40-50分。地下鉄でGolders Green駅へ。210番のBrent Cross行きのバスに乗換え、Compton Avenue Kenwood House停留所で下車。停留所からは300メートル、徒歩4分。
2013年秋まで、屋根や外壁の修繕作業のため閉館。

Chiswick House 
ロンドン市内から40-50分。地下鉄ピカデリー線でHammersmith駅へ。190番のRichmond行きのバスに乗換え、Hogarth Roundaboutで下車。停留所からは300メートル、徒歩3分。
2012は4/1から10/31、月火水日祝の10:00-17:00に公開。定休日は木金土。
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by monisha | 2012-06-14 22:00 | London