旅、ときどきネコ

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個人旅行、一人旅大好き。デジタル一眼レフによる旅先の思い出を中心に時々ネコの写真です。09年11月から半年間はドイツ滞在記をupしていました。

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ドイツの七夕

明日は七夕ですね。
ヤフーのトップニュースに織姫と彦星の関係や職業についての記事が掲載されていましたが、わたしもすっかり勘違いしていました。名前からして、織姫が機織だというのは認識していましたが、彦星が牛飼いだとはわからず。"漁師"だとわたしも思いこんでおり、「え?なんで漁師が珍答?ん?何が間違ってるの??」としばし自分の誤解に気づきませんでした。そういえば、子どもの頃に見た七夕の絵には牛が登場していたものです。いつの間に認識がすりかわっていたのでしょうか。天の川=川=魚=漁師という発想のように思います。

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わかりづらいので大きめの写真にしてみました。…あれ?七夕のような、そうでないような。短冊は飾られてるようだけど、何かが違う?
実はこれ、日本ではなくドイツの写真です。

わたしが住んでいたラインラント地方では、4月30日から5月1日にかけての晩は意中の女性がいる男性にとっては特別な時間。夜更けから朝までに、彼女の家の前に樺の木を飾るという風習があります。実際につきあっていなくても、男性の片想いでもOKだそうです。木は高ければ高いほどよいとか。倒れないように、近くにある街灯や家のパイプにくくりつけられたりしています。しかしこんな大きなもの、一人で運んでこっそり設置するなんてムリです。そこで、男友達数人でトラックを借り、一軒行っては次の一軒へと互いに協力しあうそうです。でも、同じ家に姉妹など複数の女性がいたらどうやって自分宛なのかおねーちゃん宛なのかわかるの?

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木をよく見ると、ハートに女性の名前が書かれたものも必ず飾ってあることがわかります。なるほど、これだったら一目瞭然ですね。たとえその気がなかった相手でも、こんなに頑張ってくれたらついつい情にほだされてしまいそうです。

しかし、飾ったはいいものの木はやがて枯れてしまいます。撤去まできちんとするのが男性の仕事。再度トラックを借り、きちんと後始末するそうです。古いしきたりでは、木を撤去する際に彼女のお父さんに挨拶し、ビールをもらえると二人の仲が認められたことになるとか。今ではそこまでやるのは珍しいことだそうですが。

Maibaumをもらえた女性にとっては勲章。しばらくご近所にも友達にも鼻高々でしょう。
しかしわたしとしては、もらえなかった女性のことを考えると少々切なくなります。お父さんとしては「娘は誰にもやらん!」と思う一方、「まさかうちの娘はこんなに可愛いのにもてないのか?」と心配しそうです。ご近所からも「お隣のAnnekeちゃん、もう年頃なのに今年ももらってないわねえ。大丈夫かしら」とかありがた迷惑な心配をされたり。それとも、女性たちは意外とさばさばわりきっている?わたしの考えすぎでしょうか。

このメイデーの恒例行事、ドイツの中でもラインラント地方特有の伝統だそうです。地方色豊かなドイツ。半年間の滞在中、こういった風習にいろいろと触れることができ楽しかったです。

ドイツ語版ですが、wikipediaにも記述がありました。

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by monisha | 2010-07-06 20:04 | ドイツ生活